2019年 10月 19日 (土)

【センバツ】東邦相手に堂々たるピッチングを見せた浮橋幸太の投球術

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1回戦 東邦VS富岡西

   21世紀枠・富岡西が東海王者・東邦相手に素晴らしい戦いを見せた。

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   その中でもエースで3番の浮橋幸太は東邦打線を苦しめる投球を見せた。プレートの三塁側に立ち、ノーワインドアップから始動し、左足を巻き込むように上げてから、勢いよく踏み出し、横回転で鋭く体全体を回旋する投球フォームから繰り出す直球は常時130キロ~135キロ(最速138キロ)を計測。130キロ中盤でもしっかりと腕を振って投げられるので、球威があり、コーナーへ付く制球力も高さもある。110キロ~120キロのスライダーは球速差をつけ、右打者の外角だけではなく、左打者のひざ元に攻められる制球力の高さもあった。

   浮橋はスライダーの精度の高さに手ごたえを感じていた。

「ストレートの走りが良くなくて、スライダー中心で攻めていこうと思っていたのですが、そのスライダーが低めに集めることができていました。調子が悪い日は自分なりに修正をしますが、修正したピッチングの中では一番良かったと思います」

   東邦の打者たちもスライダーや制球力の高さに驚いていた。4番・熊田任洋は「秋の映像を見ていた時よりも制球力が高くて、スライダーの切れも素晴らしくて打ちにくいと思いました」とスライダーの切れ味に驚いていた。

   さらに打撃もよい。第1打席で強烈な右前安打を放った浮橋。体幹を使って鋭いスイングができる選手であり、スラッガーとしての素質の高さを感じさせる。

   浮橋だけではなく、富岡西の選手は構えもしっかりと決まっていて、鋭いスイングができる。21世紀枠の出場だが、四国大会ベスト4チーム。昨秋から着実に進歩している様子が見られた。

   3回裏、石川昂弥に先制犠飛を許したが、6回表、7番木村の右前適時打を放ち、同点に追いついた。浮橋も低め中心の投球で、東邦打線を抑えていたが、7回裏、1番松井涼太に甘く入ったツーシームを打たれ、左前適時打を浴び、さらに3番石川にも甘く入ったストレートを捉えられ、中前適時打を許してしまう。それでも後続を抑え、3失点に抑えた投球は見事だった。

   浮橋は試合後、「自分のピッチングは出し切れました。悔いはなく、楽しかったです。7回裏の2失点はあそこを逃さない強豪校の抜け目のなさを感じましたが、それでもコーナーをしっかりとつけば、抑えることが分かりました」と話して胸を張った。

   全国舞台でつかんだ自信、手ごたえ、課題を生かし、再び夏の甲子園に戻ることができるか。

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