2019年 11月 18日 (月)

尋ねたくても聞けない「医者の本音」を明かす

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がん告知――患者が医師に聞くべきこと、伝えるべきこと

   大腸がんの専門医である著者は、日常的にがんの告知をする機会があるが、大部分の患者は頭が真っ白になり、思考が止まってしまうとのこと。しかし、その後の検査や治療を効果的に進めていくためには、患者として、以下の3つの質問は主治医に聞いておくべきだという。

(1)その医師は、そのがんの治療に慣れているか(1年で何人くらい担当しているか)
(2)どんな予定で検査や治療を進めるつもりか
(3)患者・家族にできることは何か

   (2)や(3)はよくわかるが、(1)は医師に失礼な感じがして、聞きづらいような気もする。しかし、著者曰く、患者のこれからの治療を左右することであり、尋ねることを強く勧めている。

「(この)質問をしただけで怒る医者はやめましょう。(中略)『年間何人そのがんの治療をしていますか』と聞かれたら、不快に思う医者はいるかもしれません。だからといって、不快な感情をそのまま患者さんにぶつける医者はこれから長い付き合いになることを思えば、避けたほうがいいと思います」

   もう一つ、著者が強く勧めているのは、がんの「民間療法」はこっそりやらず、主治医に伝えておくこと。

   本書で知ったが、がん患者の45%が代替医療を利用しており、月に平均5万7000円を支出しているそうだ。これほど普及している民間療法だが、著者自身、外来で出会うがん患者から代替医療を受けていることを聞くことはあまりなかったという。

   代替医療に対する著者のスタンスは、「がんに効くかどうかわからないので、なんとも言えない」だが、患者には代替医療を利用していることをぜひ主治医に伝えてほしいという。そもそも、今、受けているがん治療に影響がある可能性があるし、あまりに高額なものを使わされて、詐欺のようにお金を吸い上げられていることがあるからだそうだ。

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