2019年 12月 6日 (金)

著名人が続々開設「オンラインサロン」 会員自身が「主役」になりイベント開催も

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   2019年2月28日にお笑いコンビ「品川庄司」品川祐さんがインスタグラムで、4月26日にタレントの福田萌さんがブログで、「オンラインサロンの開設」をそれぞれ宣言した。

   著名人が昨今、相次いで立ち上げている「オンラインサロン」とは何なのか。IT企業「DMM.com」が展開する会員制コミュニティーサービス「DMM オンラインサロン」の広報担当者に電話取材し、概要や昨今の潮流を尋ねた。

  • 「DMM オンラインサロン」ウェブサイト
    「DMM オンラインサロン」ウェブサイト
  • 「うらこみゅ~URA-KiSS Commune~」
    「うらこみゅ~URA-KiSS Commune~」
  • 「堀江貴文イノベーション大学校」
    「堀江貴文イノベーション大学校」

会員数が多いのは「スキルアップ関連」

   16年2月からサービスを開始した「DMM オンラインサロン」は、サロン開設数が500~600、有料会員数は約3万6000人(19年4月時点)。これまでに開設された延べオンラインサロン数は1000以上にもなる。

   取材によると、「オンラインサロン」とはインターネット上で運営される「会費制のクローズドコミュニティー」のことであり、同じ目的や趣味を持った人が月会費など「対価」を支払ったうえで参加し、活動する仕組みだ。

   例えば冒頭で紹介した、品川さんがクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」上に立ち上げた「シナガワえんためクリエイト」はハリウッド映画を撮ることを最終目標に掲げており、活動内容は動画制作や品川さんが作った脚本の読み合わせなど。福田さんが「DMM オンラインサロン」で開設した「福田萌のママズオンラインサロン」は「ママのためのくつろげる場所」を目指し、掲示板での交流や定期的なオフ会を行っている。

   このように、ジャンルにはビジネスから趣味までさまざまあるが、広報担当者によると「DMM オンラインサロン」で会員数が多いのは経営、起業、副業といったスキルアップ関連だ。またスタイルも多種多様で、仕事で使える知識をその業界の第一人者や専門家から教わる「講座型」や芸能人による「ファンクラブ型」、「趣味について熱く語り合う場」がある。なかでも割合が多いのは「講座型」だという。

1か月足らずで4000人近い会員集めたアイドルグループ

   月会費の平均は3000~3500円だが、10万円にのぼる例も。一方で、月額ゼロ円のサロンもごくわずかだがある。平均年齢19歳の女子7人組アイドルユーチューバーグループ「URA-KiSS」が運営する「うらこみゅ~URA-KiSS Commune~」が、それだ。

   19年4月末にできたばかりだが、5月20日18時現在で会員数は3858人。広報担当者によるとこの数は「非常に多い」。さらに、「他にも『ユーチューバー』という肩書きをもつサロンオーナーはいるが、短期間でこれほど大勢の会員が集まる例はなかなかない」。その理由を尋ねると、やはり月額ゼロ円であること、「URA-KiSS」のユーチューブチャンネル登録者数が23万7976人(5月20日18時現在)に上り、既に多くの人気を集めていることなどが考えられるそうだ。

   活動状況を聞くと、URA-KiSSがユーチューブには上げられない動画を限定公開するだけでなく、会員側から動画アイデアをコメントでURA-KiSSに提案する動きもあるという。

「多くの会員が集まっていたり、長期に渡って運営されていたり、『成熟している』と言えるオンラインサロンでは『サロンオーナーが会員へ有益な情報を伝える』という一方通行の交流でなく、会員が『オーナーに対して意見を出す』、『オーナーの活動を助ける』といった活動も見られるようになります」(広報担当者)

   このように会員同士が自発的に交流した結果、オンラインサロン内に分科会や部活動が発足し、大きなムーブメントに繋がるケースもある。その代表格が実業家の堀江貴文氏が主宰する「堀江貴文イノベーション大学校(5月20日13時現在、会員数1209人)」だ。メイングループに加え、ゲームビジネス、グルメ、イベントといった約30個の分科会が存在する。会員が能動的に企画立案し、各人が「やりたいことを形にするための活動」をしている。

   同オンラインサロンのプロジェクトの1つに、サロン会員が主体となって、イベント製作会社などに頼らずに六本木で1万人規模の街中フェスティバルを実現した「ホリエモン万博2019」がある。今年3月11日にDMM.comが公開した発表資料によると、当日運営スタッフは300人を超えており、およそ8か月の準備期間を経て実現したという。広報担当者は、

「オンラインサロンが『学びの場』から、『会員同士で積極的に関わり、サロンオーナーだけでなく会員も自走する場』に進化している動きは、一種オンラインサロンの『トレンド』と言えるかと思います」

と語った。

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