2019年 7月 23日 (火)

知られざるJリーグ審判の本音に迫る ピッチ上で選手にかける言葉とは

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   Jリーグの審判の舞台裏を追ったドキュメントDVD「審判」。Jリーグ担当審判のフィットネステストに始まり、試合中の審判団同士や選手との会話、ドレッシングルームでの判定に対する笑顔や苦悩、サッカーの試合を陰で支える審判の決して表に出ることのない姿を初公開している。

   作品について、プロデューサーを務めた石井紘人氏がJ-CASTトレンドに熱く語った。

  • ドキュメントDVD「審判」
    ドキュメントDVD「審判」

40歳を過ぎて驚異のフィジカルを維持

   ―選手ではなく審判を取り上げた理由を教えてください。

石井 選手の舞台裏はスポーツ番組などでも取り上げられることが多いですよね。でも、審判が取り上げられることはない。それは、制作側が審判に対して、聖域というイメージを持っている部分もあるかもしれませんが、一番は需要がないと思われている気がします。需要がないものをメディアは取り上げないじゃないですか。
でも、僕は、この作品を世に出したかった。
というのも、僕も元々は一サッカーファンでしたけど、審判に対して、ネガティヴなイメージを持っていました。
それは応援していたチームの監督や選手が審判を批判するコメントをしていたし、スタジアムも審判へのブーイングに溢れていたし、テレビ解説も審判に懐疑的でした。
実際に21世紀に入るまで審判のレベルは高くはなかった。ですが、過去の印象で、今でも「日本の審判はレベルが低い」で片付けられてしまっているのはいかがなものかと感じていました。うまくいかないことを審判に押し付け過ぎていては、競技レベルもエンターティンメント度も上がらない。
批判はあって然るべきですが、本当に審判のことを知っているの?となると、ほとんどの人が印象で論じていたりする。
そういった風潮を、本作を買わなくとも、無料のダイジェスト映像だけでも見て頂ければ変わると思います。

   ―本作のなかで、「審判のココがすごい」という点を挙げてください。

石井 フィットネステストですね。審判は40メートルを6秒以内で走れないとJリーグを担当できない。これは選手にはないですよね?スピードが落ちた選手でも、他でカバー出来れば、試合に出られます。でも、審判はスピード、スタミナの数値がクリアできなければ、どんなに名レフェリーでもJリーグを担当できません。
高校生の50メートルの平均が7.5秒です。審判は40歳越えがほとんどですから、その年齢で高校生と同じくらいのスピードを維持し続けるというのは、自分も40歳を目前にしていかに大変か身に染みています(笑)。スタミナは三浦知良選手のようにトレーニングや生活でなんとかなりますが、スプリントはかなりきつい。
審判のフィジカル能力は、意外と知られてないと思います。
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