2019年 11月 20日 (水)

「車の免許返納」高齢の親が嫌がる 人身事故起こしたら...説得の切り札は

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   高齢の親に免許を返納させるためのアドバイスをください――。2019年9月4日、女性向けウェブ掲示板「ガールズちゃんねる」で、こんな相談が持ち掛けられた。トピック主の父親は今年で75歳。毎日健康に過ごしているが「車の免許そろそろ返納したら?」と言っても「いやいや、じいちゃん元気だから。もっと沢山運転できるんだ」と本人から一蹴されるという。

「池袋の母子死亡事故のような事は絶対に起きて欲しくないので兎に角返納させたいです。(中略)特別田舎でもないですのです。皆さん、返納させる為のアドバイスください(原文ママ)」
  • 高齢の親が運転をやめない…どうすれば?
    高齢の親が運転をやめない…どうすれば?

「心配だからと、ひたすら言う」「代替案を出さなきゃダメ」

   トピックには、運転免許返納を渋る相手を説得するための「あの手この手」が書き込まれている。まず「言葉で思いを伝える」派から(以下、投稿の引用はすべて原文ママ)。

「もし親が人身事故おこしたら、私の人生滅茶苦茶になるかも知れないので返納して欲しい。と」
「心配だからと、ひたすら言う。出かけようとしたらわたしが運転するよ!言う」
「運転が危ないと言うより、車ばかり乗ってると足腰が弱って大変よ!って方面から攻めた方がプライド傷つかなくていいと思う」

   また「言葉よりも行動」派からのアドバイスはこうだ。

「親に運転するなと言うなら、その分交通で必要な時は子どもが協力するとか、代替案を出さなきゃダメだと思う。親にも生活があるから不便になるといろいろ弊害がでるよ」
「車なしでも楽しめる趣味とか見つけてあげるとか?」
「『免許返納して。』『誰かを轢いたら大変。』と訴えるよりも‥電動自転車をプレゼントする方が効果的だと思う」

   ユーザーの中には投稿主と同じように現在進行形で「困っている」、「本当ヤバイと思う」と家族の免許返納について頭を痛め、早々に手を打ちたいと考えている人も複数見受けられた。

話し合いで解決できない場合は専門機関へ

   高齢の家族が運転をやめてくれず、困っているときの対応について、国立長寿医療研究センターの長寿政策科学研究部ウェブサイトから無料でダウンロードできる「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル」が参考になる。まず高齢ドライバーの車に同乗してみて、以下のチェック項目に当てはまるかどうかを観察し、日付を記録しておくことが重要だ。

(1)センターラインを越える
(2)路側帯に乗り上げる
(3)車庫入れ(指定枠内への駐車)に失敗する
(4)ふだん通らない道に出ると、急に迷ってしまったり、パニック状態になったりする
(5)車間距離が短くなる

   マニュアルによると、これらは高齢になっただけで増えてくる失敗というわけではなく、認知症のためにさらに起こりやすくなるものだ。1つでも繰り返して起こすようなときは交通事故を起こす可能性が高く、危険を示すサインになる。事実を伝え、粘り強く話し合っても解決が見られない場合には、警察署や免許センターなど「運転適性相談窓口」がある専門機関を頼ることが望ましい。

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