2024年 4月 25日 (木)

■朝日FS「カス丸の競馬GI大予想」
3強で決着か、穴馬浮上の波乱か

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   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週はカス丸の大好きな阪神ジュベナイルフィリーズだったじぇい。カスヨ姉さんが〇△◎で3連複当てたけど、カス丸ははずれたきゃすう。泣きたいじぇい。

   カスヨ カス丸、そんなに落ち込まないのよ。競馬は当ててもはずしても、終わったら忘れてともかく次を考えるのよ。さあ、今週は2歳の王者を決める朝日杯フューチュリティステークス(FS、2019年12月15日、阪神競馬場、芝1600メートル)よ。若駒のチャンピオン決定戦。カス丸と同世代みたいなもんだからがんばってよ。

デイリー2歳ステークス組が優勢?

   カス丸 わかったじぇい。でも、男の子(牡馬)ばかりだから、阪神ジュベナイルほど興味がないきゃすう。最近4連勝中と、なぜか絶好調のカスヨさんの本命はなに?

   カスヨ わたしはタイセイビジョンよ。まあ、今回はタイセイビジョンのほか、サリオス、レッドベルジュールを含めて3強の争いといわれているわ。でも勝つのはタイセイビジョンよ。まずは手綱を取るユタカちゃん(武豊騎手)ね。中央競馬GI完全制覇まであと二つ。偉大な4000勝達成の次は、この前人未到の大記録が目前に迫っているわ。今回は絶好のチャンスで、天才がいろいろと戦術を練っているはずよ。タイセイビジョンは前走の京王杯2歳ステークス(GII、東京、1400メートル)でレコードV。しかも、上がり3ハロン(最後の600メートル)が33秒5。上がり2位になんとコンマ8秒も差をつけるというトンデモ末脚よ。朝日杯FSは先週の阪神ジュベナイルフィリーズと同じ舞台なんだけど、レース展開がちょっと違っているのね。ジュベナイルは先週言ったようにスタミナ勝負のところがあるけど、朝日杯FSは上がり勝負の傾向ね。このレースが中山から阪神に移った2014年以降をみると、稍重だった14年以外の4年間は朝日杯FSの優勝馬のほうがジュベナイル優勝馬よりも上がりでコンマ1秒から2.5秒ほど速いわね。その多くが33秒台の上がりを記録しているわ。だから末脚が大切。タイセイビジョンはデビュー3戦ですべて上がりがナンバーワンよ。今度のコースも直線が長いから末脚の爆発は間違いないわ。

   ガジュマル爺 そうかな? わしは無印じゃ。そもそも朝日杯FSは前走がサウジアラビアロイヤルカップ(GIII、東京、1600メートル)とデイリー杯2歳ステークス(GII、京都、1600メートル)を走った馬が馬券に絡むことが多いんじゃ。京王杯2歳Sはサウジと同じ東京競馬場なんじゃが、距離が1400メートルと短い。今度のレースは1600メートルあるんじゃ。だからサウジのほうが合ってるというわけじゃ。今年はサウジを勝ったのがサリオス、デイリーがレッドベルジュールじゃ。両方のレースをみると、デイリー杯のほうが京都競馬場外回りコースの最後の4ハロン(800メートル)で、各ハロンほぼ11秒台という厳しい勝負じゃった。サウジのほうはサリオスがレコードを記録して強い競馬じゃったが、レース自体の厳しさからいうとデイリー杯が上とみておる。そこで本命◎はレッドベルジュールじゃ。対抗〇は当然サリオスとなるんじゃがな。上がり3ハロンの話じゃが、レッドは33秒8、サリオスは33秒1と両馬とも33秒台で走っておる。レッドはディープインパクトの仔、サリオスはハーツクライの仔。レッドの母方はミスタープロスペクター系で2014年にこのレースを勝ったダノンプラチナと同じ血統じゃ。サリオスの場合はハーツクライ産駒じゃから、ここ5年では馬券に絡んでおらんからやはり対抗じゃな。まあ、今年は見るべきものがあるのはこの2頭じゃから、わしの予想で決まりじゃ。

サリオスの弱みとは

   カス丸 サリオスはカスヨさんも対抗だよ。今年は堅いきゃすう?

   カスヨ サリオスは確かに強いんだけど、今回は関東から関西への輸送があるわ。輸送が初めてなのね。あとは東京しか走ってないから、左回り一辺倒ね。阪神は右回りだから初めてなのよ。まあ、強いんだけど初尽くしがどうかしらというところね。爺が言うようにハーツクライの仔は大器晩成のイメージが強いこともあるわ。ただ、先週の阪神ジュベナイルフィリーズでもハーツ産駒が3着に来ているから、ダメということはないと思うけどね。さて、今回は堅いといっても、先週もそんなことを言っていた気がするわ。でも結果は2強といわれた馬は馬券に絡まず中穴だったわ。まだ成長途上の2歳だから、どの馬がいつ急激に成長するか、そのあたりをみておかないとね。結構、穴候補が多いのよね。まず単穴▲はラウダシオンよ。この馬は馬場が湿ったほうがいいんだけど、末脚がともかくパワフルなのね。デビューから3戦2勝。ルメールちゃんが鞍上だから、穴候補にはぴったしよ。それとエグレムニ。なんといっても連勝中。それに先週のジュベナイルでもキズナの仔が2着に来たけど、エグレムニも父がキズナ。種牡馬になって初年度の仔だけど、なんだか早熟が多いみたいね。仕上がりが早いとなれば、連勝中だからここでも勢いがあって要注意だわ。あとはタガノビューティーよ。デビューからダート2戦で連勝中なんだけど、なんだか6年前にこのレースを勝ったアジアエクスプレスを彷彿とさせるわね。あの時もダート2戦連勝の後、3戦目で勝利したわ。タガノビューティーはダートで上がり3ハロン34秒8よ。まるで芝を走っているような速さね。これも穴候補にぴったしだわ。

   ガジュマル爺 わしはデイリー杯組を推すぞ。まずは単穴▲のトリプルエースじゃ。4着じゃったのは、最後の直線で外に出したためにロスがあったんじゃ。位置取りが悪くなければ、優勝もあったはずじゃ。それと2着だったウイングレイテスト。これも勝ったレッドベルジュールと並んで最後の直線に向かったんじゃが、前に一頭いたためその馬を避けて横に出したすきにレッドに先を越されてしまったわけじゃ。これが逆だったら勝利もあったかもしれん。陣営はあくまで叩きの位置づけじゃから、本気で走るのは今回。楽しみというもんじゃ。しつこいが、もう一頭が3着じゃったペールエールじゃ。この馬は前々でレースができるのがいいところなんじゃ。先行組が総崩れのなかで、唯一馬券に残ったわけじゃから底力は相当なもんじゃ。それに絶好調のマーフィー騎手じゃから、期待できるぞ。最後にビアンフェ。カスヨはキズナの仔のエグレムニをあげたが、もう一頭はビアンフェじゃ。こっちは逃げてしぶとい脚を使うから馬券に残る可能性は十分。それに2番枠に入ったから内の最短コースを走れるぞ。3強と騒いでいると、互いにけん制しあって、そのスキをついてくる逃げ馬が必ずいるもんじゃ。要注意じゃな。

   カス丸 うーん、堅い気がするけど、まだまだ2歳の馬だから何が起きるかわからないきゃすう。ここは末脚重視でサリオスが本命◎だじぇい。

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