2020年 1月 26日 (日)

まるで本物「さいたま市営地下鉄」路線図 網の目のように広がる5路線に「開通して!」

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   東京のベッドタウンとして、人口約130万人が暮らす埼玉県さいたま市。Jリーグのチームがある大宮や浦和といった地域を含む県最大の都市だが、市内に地下鉄はほとんど通っていない。

   しかし、ツイッター上では架空の「さいたま市営地下鉄」路線図を勝手に作る人が現れた。制作者本人を取材した。

  • 「さいたま市営地下鉄」の路線図が話題に(画像は水(みくまり)分@_39ML_さん提供)
    「さいたま市営地下鉄」の路線図が話題に(画像は水(みくまり)分@_39ML_さん提供)

「実家まで乗り換え無しで行けそう」

   噂の路線図を見ると、「南北線」「環状線」など色分けされた5つの路線が網の目のように展開している。実在しないとはいえ、まるで東京都内の地下鉄路線図を思わせる複雑さだ。

   駅の名前もマニアックだ。例えば「円阿弥(えんなみ)」「千貫樋(せんがんぴ)」は、初見でふり仮名なしで読むのが難しい。「奈良」や「奈良瀬戸」は、西日本の地名かと思ってしまう。しかし、地図サイトで名前を検索すると、いずれもさいたま市にある地名や施設、公園の名前がヒットした。現実のさいたま市をベースに作られているとわかる。全体的に見ても、「大宮」や「浦和」、サッカー代表の試合会場に使われる「埼玉スタジアム」などをのぞき、やはり地元住民にしか伝わらないのではないかと思う駅名ばかりだ。

   一方、ツイッター上のさいたま市民にとっては地下鉄開通が「念願」のようで、

「ほしぃぃぃ!!」
「我が家から実家まで乗り換え無しで行けそうです」

と、実現を望む声が続出。中には「上尾にも伸ばしてくださいお願いします」と、さいたま市の隣にある上尾市への「路線延伸」を要望する人もいた。

駅名の選定にこだわり

「さいたま市には地下鉄がほとんど通っていないため、自分で作ってしまおうと思い制作しました」

   J-CASTトレンドの取材にこう答えたのは、路線図を作った水(みくまり)分さん。普段から、実在しない鉄道路線を想像して作る「架空鉄道」というジャンルを愛好し、今回もその一環で「さいたま市営地下鉄」を作ったという。

   こだわった点を聞くと、

「駅名の選定です。見慣れない、聞き慣れない地名に少しでも関心を持ってもらえればと考え、住所に現れない小字(こあざ=細かな地域区分のひとつ)や、周辺の遺跡名からなるべく多く採ることを目指しました」

と語る。そうした地名は地元住民など限られた人にしか認知されていないこともあり、駅名を見た人から「見覚えのある地名だ」と反応があった際は嬉しかったという。

   ほかにも、制作上のこだわりが見られる。例えば、市の名所として知られる大規模緑地「見沼田んぼ」周辺は、「環境保全のため開発が進んでいない」と設定して、駅を作らなかった。

   ツイートには1月10日時点で1000RTを超える反応が寄せられている。

「架空の路線図に対してここまで反響があるとは予想しておらず、驚いています。これをきっかけにさいたま市やお住まいの自治体の交通事情、地名の由来や歴史について考えて頂ければと思います」

と語った。

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