日本でもおなじみ、米マテル社のカードゲーム「UNO(ウノ)」。同じ数字や色のカードを組み合わせて手札を減らしていくルールで遊ぶ。その「UNO」でツイッター上では近頃、無駄を省いたスタイリッシュなデザインの「UNOMINIMALISTA」が話題になっている。単色背景の「表」とシックな黒の「裏」ツイッターに投稿された「UNOMINIMALISTA」の画像を見ると、表(おもて)面は日本で販売されている通常のUNOカードのような白い楕円のデザインが使われず、黄緑、青などそのカードの色が強調されたデザインになっている。数字や記号は通常版と同じくカードの左上と右下に各1つ、中央に大きく1つ配置されているが、視覚的なインパクトはかなり控えめに感じられる。裏面は黒を基調としたシックなデザインで、中央に小さく赤と黄色の「UNO」のロゴが入っている。通常版で、「UNO」の文字が立体的で太く描かれているのとは対照的だ。この画像を見たツイッターユーザーからは、「カッコいい、これは欲しくなりますわぁ」「スーツ着てグラサンしてやりたい」など、「UNOMINIMALISTA」を欲しがる声が相次いだ。制作者は「非公式」「非売品」と説明「UNOMINIMALISTA」を制作したのはブラジルのデザイナー・WarlesonOliveiraさん。20年1月7日にクリエイター向けのSNSサイト「Behance」に作品を投稿したところ、世界各国のユーザーがツイッターほかSNS上で画像を拡散し、話題となった。Oliveiraさんのインスタグラムの20年1月9日付投稿を見ると、「UNOMINIMALISTA」はあくまで「コンセプト」であり、非公式の「非売品」だと説明している。そうした中、署名サイト「Change.org」では「UNOMINIMALISTA」の製品化を目指す署名活動が行われており、20年1月16日16時時点で3000人以上の署名が集まっている。ツイッターでは、海外の通販サイトとみられる「BIRKIE」で「UNOMINIMALISTA」を購入したという報告が複数見られる。20年1月16日16時点でそのページにはアクセスできなくなっており、購入の事実は確認できない。そもそも、同品は非売品のはずだ。しかし日本のフリーマーケットアプリ「メルカリ」で「UNOMINIMALISTA」と検索するとOliveiraさんが投稿した「UNOMINIMALISTA」の画像を用いたとみられる商品が複数ヒットした。ただし、いずれも20年1月16日16時点でその全てが「売り切れ」と表示されていた。この点について、J-CASTトレンドは日本でUNOを販売する「マテル・インターナショナル」のPR会社に2020年1月16日に取材を申し込んだ。回答があれば、続報を出す予定だ。
記事に戻る