2022年 7月 5日 (火)

台風10号で九州は大規模停電 復旧後に「通電火災」近年も頻発、対策は

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   猛威を振るった台風10号の影響で、九州では大規模な停電が発生した。九州電力によると、2020年9月7日15時の時点で、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の約25万戸以上で停電が続いている。

   早期復旧が待たれるが、停電になる前まで使用していた電化製品が、復旧後に漏電して発生する「通電火災」に注意が必要だ。

  • 停電復旧後の通電火災に注意(画像はイメージ)
    停電復旧後の通電火災に注意(画像はイメージ)
  • 停電復旧後の通電火災に注意(画像はイメージ)

19年の台風15号、千葉で2階建て住宅全焼

   北海道七飯町の公式サイトによると、阪神・淡路大震災発生時は約6割、東日本大震災発生時は半数が、通電火災が火災の発生源と言われているという。

   自治体の公式サイトやテレビ、ニュースでは、通電火災に関する注意喚起が多く出回っているが、それでもなお、近年になっても起きている。

   例えば、2019年の台風15号の発生時だ。台風で甚大な被害を受けた千葉県では、広範囲で停電に。毎日新聞(電子版)は20年9月16日付記事で、通電火災の疑いがある火災が千葉県内で相次いだと報じている。中には、木造2階建て住宅が全焼した例もあったとのことだ。

水に濡れた家電製品が通電火災のもとに

   兵庫県伊丹市の公式サイトでは、風水害による通電火災の例と対策を紹介している。

   これによると、雨など水に濡れた家電製品が通電火災のもとになる可能性がある。例えば、台風の影響により、電動シャッターが開いたままの状態で停電。雨で電気設備「分電盤」に水がかかり、復電した際にショートして出火することも。

   また、停電していたが、断線していた路上の架空線が復電時に付近の金属に接触しショート、火花が発生し周囲の可燃物に着火し出火する恐れもある。ほかには、水害で水没し、しばらく使用していなかった電化製品を「乾いたので大丈夫だろう」と思い電源を入れたところ、内部から煙が発生し出火する例も想定できるという。

   通電火災を防ぐためにも、停電中は電気機器のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。停電中に自宅等を離れる場合は、ブレーカーをしっかり落とす。

   復電時にも注意が必要だ。電化製品やコードが破損していないか安全を確認し、屋内外の配線状況などの確認を行った上で、段階的に復電しよう。水に濡れた電化製品の使用は控えた方が良い。

   一見、電化製品などに損傷がなくても、壁の中の配線の損傷や電化製品内部の故障も考えられる。復電してから長時間経過した後、火災が発生する場合もあるため、異常があればすぐに消防署に連絡しよう。

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