2020年 12月 1日 (火)

■天皇賞(秋)「カス丸の競馬GI大予想」
アーモンドアイ史上初GI8冠なるか

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    カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週の菊花賞はコントレイルが見事に史上初の父子無敗3冠を達成したじぇい。最後の最後までアリストテレスに追撃されてヒヤヒヤしたけど、結果はさすがだったきゃすう。今週は秋の天皇賞(2020年11月1日、東京競馬場、芝2000メートル)。今度はGI8冠をめざすアーモンドアイが登場するじぇい。8冠なれば史上初。史上初が3週連続で続くじぇい。さっそく、アーモンドアイを本命◎にしてるカスヨ姉さんに聞いてみるじぇい。春のGI、安田記念(東京、1600メートル)でアーモンドアイはグランアレグリアに負けて2着だったけど、大丈夫きゃすう?

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アーモンドアイをどう評価するか

   カスヨ 今度は大丈夫よ。安田記念のときはヴィクトリアマイル(GI、東京、1600メートル)を勝ってたんだけど、安田記念までの間隔が短すぎたわね。アーモンドアイという馬は、ほかの馬に比べて特段速く走るせいか、レース後の消耗が激しいのよね。だから、たっぷりとレースとレースの間隔をあけないと力を発揮できないタイプなのね。今回は夏の間、ずっと休んだわけだから疲れもとれて十分回復してるわ。調教をみても、元気いっぱいで問題ないと思うわ。それに昨年、このレースには勝っているから得意なのよ。

   カス丸 ふーん、自信たっぷりだじぇい。ところで、爺はアーモンドアイを本命からはずしているけど、どうしてきゃすう? いつもは穴狙いのカスヨさんが1番人気候補を本命にし、爺がはずすなんて、これまでとは真逆だじぇい。

   ガジュマル爺 わしは春から言うとるんじゃが、アーモンドアイの8冠は達成できないと思うとるんじゃ。勝手に思うとるんじゃなく、ちゃんと理由がある。ひとつは、若い馬の力が伸びてきておることじゃ。安田記念の時は明らかに1歳下のグランアレグリアに力負けだったわい。あの時に、陣営は秋に8冠を実現するというたんじゃが、秋以降はサートゥルナーリアがおるし、これからは無敗の3冠馬のデアリングタクトやコントレイルも古馬(4歳以上)との戦いに参戦してくるわけで、ますます厳しくなるじゃろ。少なくともデアリングタクトはジャパンカップに出るじゃろうし、コントレイルはグランプリの有馬記念に出るじゃろう。それらの対決を避けるかのように、天皇賞の後は海外に行くそうじゃ。とはいえ、若い勢力との対決がないのは、今回の天皇賞しかないんじゃ。わしはここにサートゥルナーリアが出るじゃろうと見ておったんじゃが、調子がイマイチということで出なくなった。おそらく陣営は胸をなでおろしておるじゃろ。まあ、そういう意味では、風はアーモンドアイに吹いておるとも言えるんじゃが。じゃが、不安はもう一つある。鞍上のルメール騎手じゃ。ルメール騎手は腕はいいんじゃが、どうもアーモンドアイを過信しすぎておるところがある。有馬記念のときも、最初の正面スタンド前でアーモンドアイが最後の直線と勘違いして、スピードアップしたときに止めもせず、向こう正面ではどんどん前に行かせてしもうて、最後にリスグラシューらにあっという間に抜かれて惨敗だったんじゃ。この間の安田記念も最後の直線で勝ったグランアレグリアの後ろにいて、そのままくっついていけばいいものをなぜか付いてゆかず、わざわざ外に回して遅れをとってしもうたわけじゃ。もうひとつ、挙げるとすると、どうも馬場がパンパンに乾いていないと、最近はちゃんと走らんような気がするんじゃ。デビューしたころは、道悪でもパンパンの良馬場のように駆け抜けてビックリさせたもんじゃが、有馬記念でも安田記念でも多少馬場がゆるんだり荒れたりすると、かつてのような「超速」がどうもカゲをひそめてしもうた感じなんじゃな。牝馬は年をとるとずぶくなる、というのは昔からいわれておることじゃが、アーモンドアイもそういうところが出ておるような気がするわい。 とはいえ、サートゥルナーリアが欠場の今回は最後のチャンスかもしれん。じゃが、わしの本命◎はクロノジェネシスじゃ。この馬は道悪巧者のイメージがあるんじゃが、春のグランプリ・宝塚記念(GI、阪神、2200メートル)を圧勝したあたりをみると、一段次元が違ったところに成長したような感じなんじゃ。それに牡馬(オス)との混合戦では牡馬に負けたことがない、という実績がある。秋の天皇賞というのはスピード勝負のレースじゃ。過去のレースを見ると、2000メートルじゃが、途中のラップにゆるみがないんじゃ。だから、マイル(1600メートル)を得意とする馬が有利といわれるんじゃが、クロノジェネシスは東京競馬場のクイーンカップを勝っておるから実績はあるんじゃ。それにアーモンドアイより1歳若くて勢いがある。レース運びも先行できるから、3番手あたりでレースを運び、宝塚記念でみせた末脚で押し切れば、勝利の目は十分にあるというもんじゃ。鞍上もこれまで全レースで手綱をとってきた北村友一騎手じゃから、安心して任せられるわい。

マイル実績の馬に注意!

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   カス丸 ふーん、アーモンドアイが負けるきゃすう?カスヨさんの対抗は昨年2着のダノンプレミアムだじぇい。去年は1着アーモンドアイだったけど、今年も1、2着は同じってこときゃすう?

   カスヨ 競馬では、ままあることね。ダノンプレミアムはGIではなかなか勝ちきれないレースが続いているんだけど、この馬の強みは1600メートルや2000メートルに強いという点ね。爺が言ったように、秋の天皇賞はマイルに実績がある馬が活躍するからダノンを軽視すると痛い目にあうわよ。ともかく先行できるから、先行押切りでいければ馬券にはなるはずよ。

   カス丸 爺の対抗〇はキセキだじぇい。キセキは去年の秋は、アーモンドアイに勝とうとして天皇賞、ジャパンカップとも逃げに逃げたじぇい。でも今年は、ゲートが開いてもボーとして出遅れるなど、なんだかおかしくなってないきゃすう?

   ガジュマル爺 キセキは春のグランプリ・宝塚記念で2着。前走は天皇賞のトライアル、京都大賞典(GII、京都芝2400メートル)で2着。菊花賞(GI、京都、3000メートル)を制した2017年秋から、GIレースでは惜敗続きなんじゃ。とはいえ、体調は万全じゃ。今回は逃げ馬がおらんから、久しぶりに逃げるじゃろ。逃げてしぶとい脚は、菊花賞馬の本領じゃ。調子を取り戻した今であれば、結果はついてくるじゃろ。

   カス丸 秋の天皇賞は、わりと固い決着が多いんだけど、時に荒れるレースにもなるじぇい。今年の穴馬はどんなのがいるきゃすう?

   ガジュマル爺 わしはまずフィエールマンじゃな。前走は春の天皇賞(GI、京都、3200メートル)じゃ。今度勝てば、天皇賞春秋2連覇の偉業達成となるんじゃ。ローテーションも、この馬にとっては、ゆったりしていてプラス。ただ、GI3勝はすべて3000メートル超の長距離戦(菊花賞勝ち)で、スピード競馬に対応できるかがカギなんじゃが、1600メートル以下のレースを一度も経験していないのが不安材料じゃな。次はダノンキングリーじゃ。1800~2000メートルの距離適性はメンバー中一番じゃろ。デビュー3戦目の3歳時の共同通信杯(GIII、東京芝1800メートル)勝ち。皐月賞(GI、中山、2000メートル)で3着、日本ダービー(GI、東京、2400メートル)で2着、今春の大阪杯(GI、阪神、2000メートル)では3着とGIでは一歩届かないレースが続いておるんじゃが、得意の距離で巻き返しを期待じゃ。昨秋の毎日王冠(GII、東京芝1800メートル)ではインディチャンプやアエロリットという古馬GI馬を破ったこともあり、その実力を見せてほしいもんじゃ。最後はブラストワンピースじゃ。3歳時の2018年の有馬記念の勝ち馬じゃ。今春の大阪杯、宝塚記念のGIレースのいずれも敗退し、ふがいない結果だったんじゃが、この夏の休養を順調に過ごせた。鞍上も、有馬記念を制覇したときの、乗り慣れた池添謙一騎手に替わり、プラスのはずじゃ。人気薄の一発の脚なら、この馬じゃろ。

   カスヨ わたしはカデナよ。この馬は、3歳春まではクラシック候補といわれたんだけど、今年2月の小倉大賞典で約3年ぶりの勝利を飾ったわ。前走の毎日王冠でも2着馬とは差のない4着と見せ場たっぷり。天皇賞(秋)は毎日王冠で差し遅れた馬の活躍が多いから、毎日王冠で上がり3ハロン(最後の600メートル)2位だったから馬券内に来る可能性が高いわね。それと、ウインブライトよ。こちらは香港でGIを2勝しているんだけど、日本では中山専用のイメージが強いわね。東京競馬場では未勝利戦で1着になった以外は、すべて着外と散々なんだけど、海外GI勝ちの底力が発揮されれば馬券があってもおかしくないわね。

   カス丸 うーん、アーモンドアイをどうするかだじぇい。でも史上初が2週連続できたから3週連続で見てみたいじぇい。ここは実力ナンバーワンのアーモンドアイを本命◎にするきゃすう。

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