2020年 11月 27日 (金)

■マイルCS「カス丸の競馬GI大予想」 
グランアレグリアは牡馬に勝てるか?

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   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週のエリザベス女王杯は1番人気のラッキーライラックが連覇を達成したじぇい。これで秋のGIは4戦してどれも1番人気が勝利する結果になったきゃすう。今週はマイルの王者を決めるマイルチャンピオンシップ(CS、2020年11月22日、阪神1600メートル)だじぇい。秋のGI初戦、スプリンターズステークスを勝ったグランアレグリアが1番人気になりそうだけど、5戦目も1番人気勝利なら穴狙いのカスヨ姉さんの出番は来ないじぇい。カスヨさんは本命◎をアドマイヤマーズにしてるけど、大丈夫きゃすう?

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グランアレグリア3つの不安

   カスヨ いやあ、そろそろわたしの出番かな、と思ってるんだけど、1番人気がこんなに勝ってばかりじゃ、競馬も面白くなくなってしまうわね。でも、今回は自信があるのよ。で、本命のアドマイヤマーズなんだけど、じつはグランアレグリアにこれまでGIの舞台で2回も勝っているのよ。知らなかったでしょ? それに今回は5番人気くらいに支持を落とすでしょうから、穴党には狙い目なのよ。昨年の香港マイルでは、あの「香港のアーモンドアイ」といわれたビューティージェネレーションやワイククなどの強豪を倒しているから、この馬の実力はイメージよりも高いと考えていいと思うわ。前走の毎日放送賞スワンステークス(GII、京都、1400メートル)は間隔が4か月近く開いたことと斤量が1番重い58キロだったことが響いたわね。それでも3着だったことを考えると、善戦したと思うわよ。それになにより、この馬はね、右回りのマイル戦では負けたことがないのよ。この点が大きいわね。

   カス丸 ふーん、なんだかいいとこに行きそうだじぇい。それでガジュマル爺の本命◎がダノンアレグリアじゃなくて、サリオスなんだけど、どうしてきゃすう?

   ガジュマル爺 このレースは3歳馬をどう考えるかにかかっておるんじゃ。今年の夏競馬で3歳が重賞クラスで古馬(4歳以上)の壁を崩せなかったといって、3歳のレベルを疑問視する声も出たもんじゃが、無敗3冠馬が2頭も出ておる世代じゃ。そんなことはまったくないはずなんじゃ。つまり、コントレイルやデアリングタクトのような「別格」の馬は超一流というのが、今年の3歳なんじゃな。サリオスも「別格」に入る1頭じゃ。 今回の舞台となる阪神芝マイルは昨冬のGI、朝日杯フューチュリティステークスで圧勝。今春の3歳クラシックは、皐月賞(中山芝2000メートル)、日本ダービー(東京芝2400メートル)で、コントレイル(菊花賞も勝利)の2着と、敗れはしたものの同レベルの能力をみせたわけじゃ。前走の毎日王冠(GII、東京、1800メートル)では初の古馬との対戦だったんじゃが、府中の直線を上がり(最後の600メートル)最速のタイムで、しかもムチも入れず余裕の完勝じゃった。今回は古馬(牡馬57キロ)より斥量(負担重量、56キロ)が軽いのも有利に働くはずじゃ。それと軽い疝痛(腹痛)があったというんじゃが、それも回復したそうじゃ。競馬では「疝痛明けはよく走る」ということわざがあるように、ここは金星のチャンスかもしれん。ともかく距離の長い菊花賞を避けて、得意距離のこのレースに照準を合わせてきたローテーションも最高じゃ。

   カス丸 爺が1番人気候補のグランアレグリアを本命にしないとは意外だじぇい。しかも対抗〇でもなく単穴▲きゃすう。カスヨさんは押さえ△だじぇい。グランアレグリアに失礼じゃないきゃすう? 安田記念でアーモンドアイを完封した馬だじぇい。

   カスヨ グランアレグリアは確かに強いと思うわよ。でもね、今回はざっと思いつくだけで3つくらい不安点があるわね。まずは今回のレース、つまり秋のマイル王決定戦は、牡馬の独壇場だということね。このレースで牝馬が勝ったのは、2008年のブルーメンブラッドまでさかのぼらないといないのよ。なんと10年以上も歯がたたないのよ。それにいつもは京都コースなんだけど、今年は阪神ね。阪神コースはゴール直前に急坂があるからグランアレグリアが天下一の末脚といっても鈍る危険があるわね。それと、こちらのほうが重要かもしれないけど、グランアレグリアが好成績を出すのはレースとレースの間隔が開いた時なのよ。この馬はデビュー以来9戦して6勝ね。つまり勝ったときは、3か月は間隔を開けてるのよ。負けた3戦のうち、今年春の高松宮記念は3か月開いたんだけど、このレースは雨の中の道悪で、しかも初めての1200メートルということもあり、例外扱いね。朝日杯フューチュリティステークス(3着)の時は2か月、そして1番成績の悪かったNHKマイル(5着降着)では中3週だったわ。そこで今回はというと、前走が10月4日のスプリンターズステークス。つまり中5週ということね。末脚がとてつもなく速いから回復するのに時間がかかるのはアーモンドアイと似ているんだけど、ローテーションがいいとはいえないのよね。最後は付け足しになるかもしれないけど、鞍上のルメールちゃん(クリストフ・ルメール騎手)がこのGIには勝ったことがない点もあるわ。阪神マイルの成績が悪いわけではないから、今回は違うかもしれないけど、本命とまではいかないのよね。

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