2024年 4月 19日 (金)

■マイルCS「カス丸の競馬GI大予想」 
グランアレグリアは牡馬に勝てるか?

3歳馬は信頼できるのか

   カス丸 ふーん、でも馬体はがっちりしてきて成長してると思うけど、よくわからないじぇい。それで、対抗〇はカスヨさんがサリオスで、爺はレシステンシアとこれまた3歳だじぇい。爺は若い馬が好みきゃすう?

   ガジュマル爺 レシステンシアも3歳馬では「別格」なんじゃ。昨冬の2歳GI、阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神芝1600メートル)まで無傷の3連勝じゃ。3歳になってからはGIIIのチューリップ賞(阪神)、桜花賞(GI、阪神)、NHKマイルカップ(GI、東京)と芝1600メートルを3戦して2着2回、3着1回とちゃんと馬券圏内を確保してきたんじゃ。阪神コースに限れば、GI勝ちに2着3着が1回ずつじゃ。しかも、速いラップを刻んで逃げる、自らレースをつくれるのがこの馬の強みなんじゃ。今回は斤量54キロじゃから最初から飛ばして、後続の末脚を封じる戦術でいくと思うわい。それとGIを勝ったときの鞍上、北村友一騎手に乗り替わるのもプラスに働きそうじゃ。唯一の懸念は、マイルCSでは逃げ馬の成績がよくないという点なんじゃ。それもまあ、京都と阪神は別とみれば大したことではないかもしれんのだが。ともかく、調教ではこれまでになく動きがいいから期待はできると思うんじゃがな。

   カス丸 マイルCSは、昔は荒れるGIだったらしいけど、ここ5年はわりと堅い決着になっているじぇい。穴馬の出番が少ないかもしれないけど、どんなのがいるきゃすう?

   カスヨ わたしは先ずはインディチャンプね。昨年の春秋のマイル王者ね。今年の安田記念(東京1600メートル)でも3着とマイル戦においては安定した成績をおさめているわ。一度叩かれてからの方が走る傾向があるからそこがすこし心配ね。あと、今回は一とん挫あってスプリンターズステークスへ参戦ができず、ここへぶっつけ本番で臨むところも気がかりなのね。でも、まだ5歳だから展開次第では勝ち負けになるかもよ。 次にラウダシオンよ。この馬も爺が好きな3歳なんだけどね。今年のNHKマイルカップの勝ち馬よ。実績はそこそこなのに、なぜか軽視されがちなのよ。ここんところ左回りしか使われていないため、右回りには多少の不安はあるんだけど、GI馬の底力を無視はできないわね。 最後にタイセイビジョン。阪神コースでは連対を外していないし、コース適性ならナンバーワンよ。この馬も3歳なんだけど、この秋に一叩きされたから成長も見込めるわよ。

    ガジュマル爺 わしは先ずはスカーレットカラーじゃな。この馬はともかく最後の鋭い末脚をどうやって生かすか、この一点で馬券になるかならないかが決まるという、わかりやすい馬なんじゃ。末脚はグランアレグリアにひけととらないくらい鋭いんじゃ。前走は天皇賞(秋)(GI、東京、2000メートル)に挑戦したんじゃが、9着じゃった。勝ったレースをみると、レース前半が緩ければ末脚が活きるという傾向があるんじゃが、1800メートルあたりが限度なんじゃ。天皇賞は少し長すぎたといえるじゃろ。今回はマイルじゃから1600メートル。過去には天皇賞(秋)からの距離短縮組が穴をあけるケースが少なくないからぴったしの距離に戻ればアッといわせる場面も可能じゃ。 もう一頭はヴァンドギャルドじゃな。マイルCSでは一番勝利数が多い4歳組じゃ。つまりグランアレグリア、アドマイヤマーズと同世代。新馬戦の阪神マイルを1番人気で勝ち、続く東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII、東京1800メートル、3着)、GIのホープフルステークス(中山2000メートル、9着)と早くから期待されていたが、ようやく本格化してきたんじゃ。前走の富士ステークス(GII、東京1600メートル)では中団よりやや後方から上がり3ハロン(最後の600メートル)を34秒6の脚で一気に突き抜けた。5勝中4勝がマイル戦じゃから距離はぴったんこじゃ。充実した今なら一発があってもおかしくないというもんじゃ。

   カス丸 うーん、いろいろだじぇい。でも阪神マイルは最後の直線(473メートル)が長いから、末脚勝負だじぇい。となるとグランアレグリアが強いきゃすう。本命◎にするじぇい。

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