2021年 6月 13日 (日)

コロナで退化? ジェーン・スーさんは「今までが過剰適応かも」と

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無駄に戦わない

   コロナは経済を停滞させ、収入や雇用などで個々を締め上げた。健康への心配に加えて生活への不安。いつ終わるとも知れない重苦しい日々。ただし、上記のアドバイスからもうかがえる通り、ジェーンさんのスタンスは「無駄に戦わない」というものらしい。

   彼女は同じ号の巻頭連載インタビュー「The Turning Point ~私が『決断』したとき」にも登場、新型コロナを「気になってはいるけどすぐにはどうにもならない腰の上のぜい肉」にたとえている。

   「2020年は、世界中の人が等しく不安定でままならない、世にも稀な年でした...でもこれって、自分ひとりだけで解決できるわけがないんですよね。それを解決しようとするから焦るし、イライラする」というわけだ。

   モヤモヤするのが当然で、それにキリキリしていたらみんな心身をやられてしまう。ならば禍(わざわい)を転じて福となすの例え通り、自分本来のペースやリズムを取り戻すチャンスと、前向きに受け止めてはどうか...それが彼女の一貫したメッセージだろう。

   コロナ対策の元締め、真剣に戦うべき政府や知事が脳天気なのはまずいが、国民には心身の安定を保つための「楽観」が許される。もちろん、そのためには衣食住が足りていることが前提だろう。やるべきことをせずに「自助」を強いる為政者は論外だ。

冨永 格

冨永格(とみなが・ただし)
コラムニスト。1956年、静岡生まれ。朝日新聞で経済部デスク、ブリュッセル支局長、パリ支局長などを歴任、2007年から6年間「天声人語」を担当した。欧州駐在の特別編集委員を経て退職。朝日カルチャーセンター「文章教室」の監修講師を務める。趣味は料理と街歩き、スポーツカーの運転。6速MTのやんちゃロータス乗り。

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