ブラザー工業の販売子会社・ブラザー販売(名古屋市)は、家庭用刺しゅうミシンの最上位モデル「LUMINAIRE(ルミナイアー)XP1」を2021年1月下旬に発売する。タブレット感覚で操作できる業界初だというプロジェクターを搭載。布地に刺しゅうや実用縫いの模様を映して縫製前の位置確認や完成イメージをシミュレーションできるほか、操作画面を布地に投影し、付属のタッチペンで操作可能だ。内蔵する約1200種類の模様の刺しゅうに加え、刺しゅうデータ作成ソフトウェア「刺しゅうPRO11」をインストールしたパソコンで作成したデータを無線LANで転送できる。約3000種類以上の中から好みのデータを1つから購入可能な同社のユーザー向けの刺しゅうデータダウンロードサービス「HeartStitches(ハートステッチズ)」にも対応する。また、同社の家庭用ミシンでは初だという「カメラスキャン機能」を実装。パソコンを使わず本体だけで手描きのイラストをスキャンし、オリジナルの刺しゅうデータも作成できる。10.1型の液晶タッチパネルを搭載。タッチ操作に加え、スワイプやスクロール操作などタブレット端末と同じ感覚で操作できる。業界最長という広い作業スペースを確保した本体機構を採用。カーテンやベッドカバーなど大きな作品の取り回しもスムーズに行える。さらに、家庭用では業界最大だという40.8×27.2センチサイズの刺しゅう枠を実現した。価格は200万円(税別)。
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