2024年 4月 26日 (金)

シヤチハタ「印鑑に逆風」の今こそ 「ハンコもいいね」分かってもらうツイートを

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「シヤチハタって、こんなことも...」

   コロナ禍で印鑑による事務手続き、いわゆる「ハンコ文化」が問われた。押印のため、あるいは押印してもらうためだけに出社するのは、感染防止の観点から「避けるべきでは」との意見が多く上がり、「脱ハンコ」の動きも加速した。担当者によると「厳しい意見が多数寄せられ、前例のない事態だった」。

   それでも、ツイッターでさまざまな意見を目にして、印鑑そのものではなく押印の「手間や経緯」にうんざりする人が多いのではと気付いた。「ハンコ不要論」も唱えられる状況だからこそ、情報発信する重要性を感じたと語る。

「当社では、出社せずに文書の申請や承認ができる電子決裁サービス『シヤチハタクラウド』で、押印にまつわる煩雑さを解消するお手伝いをしています。子どもに楽しみながら『手洗い練習』をしてもらえるスタンプ『おててポン』もあります。16年に発売した商品ですが、コロナ禍で再度注目されました」

   特に、うまく情報を届けられたと手ごたえを感じているのが、5000以上RTされ反響を呼んだ20年6月の投稿だ。看板商品である「ネーム9」のホルダー、印面本体、キャップの各パーツの色を自由に選んで「自分らしいデザイン」を作り、オフィシャルショップで購入できるサイトを紹介した。「シヤチハタって、こんなこともやっていたんだ」、「これならハンコ文化も悪くないかも」といったつぶやきを見かけるようになったと語る。

   今後は「『ユーザーとのコミュニケーション』を、どういう形で実現するかを模索したい」と担当者。販売商品に対して「ツイッター経由で見つけた声」を反映させて改善を図るだけでなく、これまで培ってきたノウハウを生かし、「ツイッターで得た声をもとに、商品を一から作る」ことが目標だという。

各企業公式ツイッターアカウント担当者(通称:中の人)をJ-CASTトレンド記者が突撃取材。「業務」として日々ツイッター運用に取り組む担当者たちの魅力を紹介する。

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