2024年 4月 19日 (金)

■フェブラリーS「カス丸の競馬GI大予想」
両横綱欠場の大混戦を勝つ馬は?

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   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。久しぶりだじぇい。人間様の世界は、年が変わってもコロナで騒がしいけど、馬たちは一生懸命走っているきゃすう。今週は年あけ初めてのGIレース、フェブラリーステークス(2021年2月21日、東京競馬場、ダート1600メートル)だじぇい。冬のGIだけど、春はもうそこまできてるきゃすう。ここを当てて、春のGIロードを突っ走るじぇい。

   カスヨ そうねえ、冬のダート王を決めるレースだけど、秋のチャンピオンのチュウワウィザードは海外だし、実績ピカイチのクリソベリルもじん帯を痛めて欠場とあって、横綱不在という今の大相撲みたいなレースになってしまったわね。でも、大関以下は勢ぞろいだから平幕優勝ありの面白いレースになるかもよ。

東京コースが得意な馬から

   カス丸 どの馬が勝ってもおかしくないとあれば、大穴狙いのカスヨ姉さんの出番だじぇい。本命◎サンライズノヴァは東京が得意だから人気上位にくると思うけど、となるとあまり穴狙いでもないきゃすう。

   カスヨ カス丸、今年最初のGIよ。ともかく当てることが大事なのよ。カス丸の言うとおりノヴァは東京コースが得意中の得意なのよ。昨年もこのレースで3着。年はとったけど、スタミナとパワーはますます盛んだし、ここは優勝候補の一角よ。確実に末脚が伸びるところが魅力ね。昨年の1,2着馬が出ていないのであれば今年は勝つチャンスがあるわ。鞍上のフウマちゃん(松若風馬騎手)も昨年GIジョッキーの仲間入りをしたから、大舞台でも力を発揮できるわよ。

   ガジュマル爺 ダート馬は10歳くらいまで現役でいけるとはいえ、このレースの優勝馬は過去10年をみると4~6歳なんじゃ。年をとるとパワーは残っていてもスピードが落ちるもんじゃ。サンライズノヴァは7歳。まあ優勝はムリじゃろ。だから、わしは4歳のカフェファラオが本命◎じゃ。カフェの父親は米クラシック3冠をはじめ11戦9勝、GI8勝という怪物、アメリカンファラオじゃ。米国生まれの鳴り物入りで日本に来て、デビュー3連勝を飾ったんじゃが、4戦目の大井競馬場での日本ダートダービーで7着、前走の秋のダート王決定戦「チャンピオンズカップ」では6着じゃった。これは原因がはっきりしておる。つまりコーナーが4つある競馬場ではダメなんじゃ。今回はコーナーが2つだけのワンターンのコースじゃから、持ち味のスピードを生かせるじゃろ。インティやオーヴェルニュ、エアアルマスあたりの先行勢がレースを引っ張るじゃろうから、中団から前を見て運べるこの馬には展開の利というもんがあるはずじゃ。それに鞍上が名手クリストフ・ルメール騎手じゃから、これ以上心強いもんはないじゃろ。

   カス丸 カスヨさんの対抗〇は、これも東京巧者のワンダーリーデルきゃすう。去年は4着だったけど、年は8歳だじぇい。

   カスヨ そのとおりよ。3着だったサンライズノヴァとは鼻差だったわ。前走のGIII・根岸ステークス(1月、東京、1400メートル)でも人気薄ながら2着と好走したばかりよ。東京ダートは大きく崩れることが少ないという頼りがいのある馬よ。8歳だから今回も人気はそこまで上がりそうにないから、穴狙いのわたしにはぴったりね。

   カス丸 なんだか、ワンダーリーデルも上位争いに来そうだじぇい。東京コースはレース途中の緩みがあまりないから、スタミナのある馬が強いきゃすう。距離短縮組を狙え、という声もあるけど、爺の対抗〇は1400メートル得意のレッドルゼルだじぇい。大丈夫きゃすう?

   ガジュマル爺 このレースは5歳馬の好走が目立つんじゃ。レッドルゼルは、これまで15戦して複勝圏内(3着以内)を外したのは、わずかに2回という超安定ぶりなんじゃ。確かに1400メートルのスペシャリストで、15戦中11戦が1400メートルという珍しいタイプで、1600メートルは初。200メートル延びて、どうかなんじゃが、前走の根岸ステークスを1番人気で、後方からキッチリ差し切っておるし、ゴールがもっと先だったら着差はもっと広がっていたじゃろ。あの勢いで走れば、距離の心配もなかろう。ジョッキーも好調な川田将雅騎手なら、問題なしというもんじゃ。

   カス丸 ふーん、たしかに前走が根岸ステークス組は過去5年を見ても毎年3着以内に入っているから注意しないといけないきゃすう。さて、今年がそんなに混戦とあれば、「平幕優勝」する可能性がある馬はどれきゃすう?

平幕優勝できる馬は?

   カスヨ 平幕かどうかはわからないけど、わたしの単穴▲はアルクトスよ。前走の根岸ステークスは負担重量59キロを背負いながら、勝ち馬から0.2秒差の4着と実力をみせたわ。昨年10月の南部杯マイルチャンピオンシップ(交流GI、盛岡)では1分32秒7の日本レコードで勝ってスピードが一級品だということを証明してみせたわ。比較的前目につけてまわりを見ながら競馬ができる点も強みだわね。 次はワイドファラオよ。カフェファラオと名前が似てるけど、こちらはストームバード系の血統でパワーがあるわよ。昨年5月のかしわ記念(交流GI、船橋、1600メートル)で勝利をあげた以降はいまいちなんだけど、左回りが得意だし、忘れたころに激走する可能性があるわ。好調ユウイチちゃん(福永祐一騎手)が手綱を握るのも魅力ね。 忘れたころに来るといえば、もう一頭インティもそうね。2019年のフェブラリーSの勝ち馬よ。昨年2着のケイティブレイブのようにもう終わったと思った頃に馬券に絡むこともあるわね。GI馬は無視できないのよ。

   ガジュマル爺 わしの単穴▲はこれも5歳馬、オーヴェルニュじゃ。前走の東海ステークス(GII、中京、1800メートル)まで3連勝でいまや絶好調じゃ。父スマートファルコンは、すごいダート馬じゃった。2010年、11年の東京大賞典や11年の帝王賞、10年と11年のJBCクラシック、12年の川崎記念など地方GIを逃げて勝ちまくったんじゃ。この馬も先行して勝利を積み上げてきたから、この戦法は父親譲りだろうし、先行押し切りはフェブラリーSにもぴったしじゃ。 もう一頭はエアアルマスじゃな。この馬は、もともと芝を走っていたんじゃがダートに転向して7戦4勝。前走の秋のダート王決定戦、チャンピオンズカップは初のGI挑戦で、果敢に逃げたんじゃが直線で失速し10着に終わったんじゃ。今回もインティやオーヴェルニュなど前に行きたい馬が少なくないなか、どう折り合いをつけるかが課題じゃな。人気薄になるじゃろうから、先行して早め先頭での展開になれば面白いというもんじゃ。

   カス丸 ふーむ、話を聞いていると、大混戦きゃすう。ここは先行できて、スタミナと末脚がしっかりしてる馬を選ぶじぇい。東京ダートマイル5戦4勝のアルクトスが本命◎きゃすう。

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