「田園調布の田中さん」から突如400万円届く 「令和のタイガーマスク」寄付相次ぐ

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石川や奈良では別の人物

   別件だが、NHKによると、石川県の輪島市など能登地方の複数の自治体にも「匿名寄付」が続いている。

   2月2日、輪島市に「能登元気人」と名乗る人物から「新型コロナウイルスの影響で財政の厳しい自治体を支援したい」と高額の寄付を申し出る電話があった。市の担当者が、寄付金を受け付ける口座の番号を伝えたところ1時間後に500万円が振り込まれていたという。

   NHKが能登地方の各自治体に取材したところ、2日は珠洲市にも同じ「能登元気人」からの電話のあと500万円が振り込まれたほか、穴水町、能登町にも、匿名で高額の寄付が寄せられていたことがわかった。

   また、奈良市では、24日14時ごろから15時ごろにかけて、市内の済美小学校と春日中学校、それに一条高校に、自転車に乗った70代くらいの男性が訪れ、それぞれ学校の職員に現金1000万円が入ったビニール袋を手渡した。

   男性は、「学校の子どものために使ってください」とだけ話し、名乗らずに立ち去ったという。

   奈良市では、20年6月にも70代くらいの男性が市役所の窓口を訪れて、現金3000万円が入った袋を置いて立ち去り、匿名で寄付するという同様の出来事があったという。

   こうした匿名寄付は、少し前の「タイガーマスク現象」が有名だ。

   2010年12月25日以降、日本各地の児童福祉関連施設に対し寄付行為の連鎖が続いた。多くのケースで、寄付の名義人は、プロレス漫画『タイガーマスク』の主人公の「伊達直人」を名乗っていたため「タイガーマスク現象」と呼ばれた。

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