2024年 4月 19日 (金)

新型コロナワクチン「デマ」ご注意 「不妊になる」「有効期間1年」に根拠なし

   新型コロナウイルスのワクチン接種が急ピッチで進んでいる。一方でワクチンに対する誤解や間違った情報も相変わらず根強い。河野太郎ワクチン担当大臣(行政改革担当相)は、「不妊になる」という風評について、「デマ」だと否定した。

   ところがその河野大臣が、「有効期間1年」と発言したことに対し、今度は加藤勝信官房長官が否定したことが報じられている。

  • 新型コロナウイルスワクチンをめぐって、根拠のない情報が出ている
    新型コロナウイルスワクチンをめぐって、根拠のない情報が出ている
  • 新型コロナウイルスワクチンをめぐって、根拠のない情報が出ている

米国ではオンラインで拡散

   「ワクチンで不妊」の風評を取り上げたのは2021年6月20日、日本テレビ系の番組「シューイチ」だ。生出演していた河野大臣に、司会の中山秀征さんが「不妊のおそれがあるんじゃないかといううわさがある」と質問した。

   デイリースポーツによると、河野大臣は「ありとあらゆるワクチンが出るとですね、『このワクチンを打つと不妊になる』とかいう話になるんですけど、そんなワクチンは今まで1つもないんです」とコロナに限らず、過去のさまざまなワクチンも含めて、不妊の恐れはないと断言した。

   そして、「われわれも『科学的にそういうことはない』という説明をきちんとやっていかないといけない」と強調した。

   すでにAFP=時事は5月17日、米国では新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、不妊症を引き起こす恐れがあるとの偽情報がオンラインで拡散していると報じている。一部で接種をためらう人も出ているため、専門家らはこうした恐怖をあおる主張は事実無根だと説いているという。米国では、ワクチンを「絶対に」接種しないと回答した人の3分の2が不妊の影響を懸念しているという調査結果も出ていた。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!