2022年 10月 5日 (水)

コロナ禍の東京五輪 金メダルは「コロナ発生地」中国がトップの皮肉

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   東京五輪で日本は金メダルラッシュに沸いている。2021年8月4日昼過ぎまでに20個。過去最多だった1964年の前回東京五輪大会や2004年のアテネ大会の16個を上回った。まだまだ期待できる種目も多い。

   しかし、実際に金メダル数でトップを驀進しているのは中国だ。コロナ禍で日本が苦労して開催した東京五輪――今のところ、皮肉にもコロナ発生地の中国を称揚する場となっている。

  • 金メダル獲得数にマスコミもご執心
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お家芸種目でメダル

   五輪は参加することに意義があるともいわれ、表向きは国威発揚の場ではない。しかしながら常にメダル数ランキングが話題になる。日本の大手紙もスポーツ面の一隅でリストを掲載している。

   各メディアの報道によると、2021年8月3日段階で、金メダルランキングでは中国が32、米国24、日本19、豪州14、ROC(ロシア・オリンピック委員会)と英国が13となっている。銀や銅も含めたメダル数では米国がわずかに中国をリードしている。

   中国の金メダルの内訳は、ウエイトリフティング7、飛び込み5、射撃4、競泳と体操が各3など。お家芸と言われている種目で、確実に獲得している。

   五輪は開催国が有利とされ、中国は2008年の北京五輪で金48。米国の36を引き離し、1位になったことがある。12年のロンドン五輪は逆に米国が46、中国が38で首位と2位だった。16年のリオでは中国は26で3位。これまでのところ中国は、北京五輪以来の金メダルトップをうかがえる位置にいる。

   ニューズウィークはすでに7月26日、「東京五輪でも『覇権争い』 米中金メダル競争は中国有利?」という記事を公開している。「貿易でも領土でも人権でもぶつかり合いながらトップの座を争う2つの超大国。オリンピックも例外ではない」と書いている。

ネット世代は「金」への関心薄れる

   韓国の中央日報は、日本の躍進についてクールな分析を載せている。

   日本は自国で開催される五輪のために積極的に投資したとみている。東京五輪選手の強化に使われた予算は増え、メダルの可能性が高い種目には追加された。さらに新型コロナパンデミック時代に開催される五輪は「開催国プレミアム」が非常に大きいと書いている。

   ほとんどの外国選手は日本で、現地に適応する練習が十分にできなかった。日本の夏の殺人的な猛暑にも自国の選手は慣れている、などを指摘。このため「不平等五輪」という声も出ていることも紹介している。

   Record Chinaは中国の報道を紹介している。開催国には追加種目を提案する権利があるために、東京五輪では柔道混合団体などが採用され、日本にとって金メダル数の可能性が増えた。スケートボードやサーフィン、スポーツクライミングなどの競技が採用されたことも関係していると指摘している。

   ただし、卓球の混合ダブルスで水谷隼と伊藤美誠の両選手ペアが優勝したことについては、「間違いなく、非常に重い金メダル」と高く評価しているという。

   ヤフーは8月1日まで「東京五輪、日本は金メダルを何個獲得できると思う?」というアンケートをしていた。約27万の回答数のうち67.8%は「個数は重視しない」。インターネット世代の五輪への関心が、「日本の金メダル」のみではなくなっていることを伝えている。

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