2021年 12月 1日 (水)

■菊花賞「カス丸の競馬GI大予想」
ステラヴェローチェは最後の1冠とれるか

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   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。今週はいよいよ今年のクラシック3冠の最後、菊花賞(2021年10月24日、阪神競馬場、芝3000メートル)だじぇい。いつもは京都競馬場で行われるんだけど、京都がいま改造中だから阪神コースになるきゃすう。となると、コース形態も変わってくるし、これまでの傾向とは違ったレースになるじぇい。昔から「強い馬が勝つ」といわれてきた菊花賞だけど、今年もそれで通用するのか、いまいちわからないきゃすう。しかも皐月賞馬もダービー馬も欠場というなんだか寂しいメンバーになってしまったから余計に混沌としてるじぇい。どんぐりの背比べレースとなると、穴狙いのカスヨ姉さんの出番きゃすう。そのカスヨさんの本命◎はヴィクティファルスだじぇい。皐月賞もダービーもまったくいいところがなく終わってしまった馬だけど、本当に勝てるきゃすう?

阪神コースに最も適性があるのは

   カスヨ なんだか大荒れの匂いがするわね、今年は。ふふふ、こういうムードが私は好きなのよ。さて、その阪神コースなんだけど、春の阪神大賞典(GII)と同じコースを走ることになるわね。このレースを参考にするのが一番ということね。まず、コースは内回りコースを1.7周くらいすることになるわ。右回りコースの第2コーナーを過ぎたあたりからスタートしてぐるっと回って正面スタンド前のゴール板を通り、さらにもう一周走るわけね。このコースの特徴としては、全部で6つのコーナーを回るということ。つまり器用でないとダメということね。それと第3コーナー付近から下り坂になっていて、最後の一周の時にこのあたりから全馬がスピードをあげ始めるわけね。内回りだから最後の直線が350メートルほどと短いので、直線入口でいい位置取りをしたいわけよ。そして直線の最後のところで急坂があるというわけ。文章だけではわかりにくいんだけど、つまりこのコースはコーナーがたくさんあるから、器用さが大事なの。それに、第3コーナーから流れが速くなるので残り4ハロン(約800メートル)の長丁場の激流を走れるスタミナが大事。最後に急坂があるので、これを平気で駆け上がれるパワーが必要という以上3点セットが揃ってないと勝てないわけね。私の本命ヴィクティファルスはこれらをクリアできるわ。阪神大賞典で馬券になった馬を見ると、そのほとんどがノーザンダンサーという米の名種牡馬のクロスの血統(通常5代以内に父方、母方に同一馬が配合されていること)を持っているわ。今回出走する馬を調べたんだけど、8頭いたわね。もちろんヴィクティファルスもその1頭よ。ノーザンダンサーのクロス血統を持っていなくて、馬券になった馬も少数いるんだけど、その馬たちはトニービンかロベルトの血をもっていたのよね。ヴィクティファルスはハーツクライの仔だからトニービンの血も受け継いでいるのが強みね。長距離は血統を見ろ、とは昔から言われてきたことよ。だから血統的には万全なのよ。もう一つ、この馬の強みはね、春の共同通信杯で2着になっている点よ。1着だったエフフォーリアが後に皐月賞を勝利、3着がダービー馬シャフリヤールよ。つまり春のクラシック2戦ではいまいちだったけど、底力がある馬だということね。ハーツクライの仔は遅咲きが多いから、3歳秋くらいからいよいよ眠っていた力を発揮する傾向があることを考えるとここがチャンスというわけね。

   カス丸 ふーん、そんな計算通りにいくといいけど、競馬は走ってみないとわからない面も結構あるきゃすう。ガジュマル爺の本命は1番人気が予想されるステラヴェローチェだじぇい。

   ガジュマル爺 さっきカスヨが言ったように「菊花賞は強い馬が勝つ」とずっといわれてきたもんじゃ。これはわしにとっては、当たり前すぎて、何をのたもうておるんじゃと昔から思ってきたことなんじゃ。というのも、わしの予想はどんなレースであろうと、1番強い馬を選んできておるからじゃ。今年の菊花賞はステラヴェローチェしかおらんのじゃ。なぜなら、クラシック第1冠皐月賞で3着、第2冠ダービーでも3着。ところが今年はそれらの勝ち馬がそろって出走を回避じゃ。それであれば、実績十分なこの馬こそがGIのタイトルホルダーにふさわしいはずじゃ。しかも、前走の神戸新聞杯(GII、中京、2200メートル)ではそのダービー馬、シャフリヤール(4着)を置き去りにする快勝じゃった。不良馬場を味方に、上がり(最後の600メートル)35秒6の最速タイムをマークした脚は、本当にこの馬が一番強いということを感じさせるもんじゃった。新馬戦を勝って以降、すべて重賞でしかも掲示板(5着以内)を外していない堅実さも大いに魅力というもんじゃ。カスヨが血統の話をしておったが、ステラヴェローチェにノーザンダンサーのクロス血統はない。ないんじゃが、父バゴはフランスで大活躍した馬じゃ。凱旋門賞(GI、2400メートル)やパリ大賞典(GI、2000メートル)などGI5勝を挙げ、2005年にはジャパンカップ(GI、東京2400メートル、8着)にも出走したんじゃ。種牡馬になっても、初年度から菊花賞(2010年)を制したビッグウィーク、昨年の有馬記念(GI、中山2500メートル )と宝塚記念(GI、阪神2200メートル)を連覇したクロノジェネシスを輩出しておるんじゃ。血統的な裏付けなら、ステラヴェローチェも欧州馬のスタミナとパワーを十分に兼ね備えておるんじゃ。それにビッグウィークが勝った2010年も今年同様、皐月賞馬(ヴィクトワールピサ)もダービー馬(エイシンフラッシュ)も菊花賞には欠場という因縁めいたものもあるんじゃ。須貝尚介調教師、吉田隼人騎手のコンビは、先週の秋華賞で1番人気を裏切ったソダシと同じじゃ。その悔しさをバネに今週の菊花賞で雪辱を果たすはずじゃ。

   カス丸 確かに陣営の気合が他とは違うかもしれないきゃすう。カスヨさんの対抗〇はオーソクレースだじぇい。こちらも長距離には強そうきゃすう。

   カスヨ この馬も順調にきていれば、春のクラシックの1冠くらいはどこかで取っていてもおかしくなかったわね。去年暮れのホープフルステークス(GI、中山、2000メートル)で2着した後に骨折が判明し、春は戦線離脱でまったくレースに出られなかったわね。でも、やっと復帰して前走のセントライト記念では久しぶりのレースにもかかわらず3着と素質の高さを示したわ。母マリアライト、父エピファネイアということからすると、切れ味で勝負というより良い脚を長く使う方で勝負のタイプだから菊花賞には合ってるわね。それに母がエリザベス女王杯(GI、2200メートル)、父が菊花賞を勝っているし距離にも不安はないはずよ。しかも鞍上はルメールちゃん(クリストフ・ルメール騎手)だし、去年はアリストテレスであのコントレイルにぴったりくっついて2着、今年秋のGIでもスプリンターズステークス2着、秋華賞2着と確実に馬券内に持ってくる腕は天下一品のものよ。

   カス丸 ふむ、こちらも強そうだじぇい。爺の対抗〇はレッドジェネシスきゃすう。トライアルの神戸新聞杯でステラヴェローチェに次いで2着だった馬だじぇい。爺は神戸新聞杯組重視だけど、今年は不良馬場でのレースで、あんなに激走したらもろに反動が来そうな気がして心配きゃすう。大丈夫?

   ガジュマル爺 確かに前走の不良馬場は影響があるかもしれんが、調教をみておると元気いっぱいじゃから、それほど疲れは残っておらんじゃろ。ともかく、この馬は長距離レースにぴったしなんじゃ。ディープインパクトの仔で、血統的にはノーザンダンサーのクロスも持っておるし、なにより実際に阪神でゆきやなぎ賞(2400メートル)を勝っておるから適性はメンバー中でも上位じゃろ。急坂を2回駆け上がる経験をすでにしておるのは本当に強みというもんじゃ。

   カス丸 でも、神戸新聞杯に出たダービー馬、シャフリヤールは結局、ここに出てこないということは疲れが残っているんじゃないきゃすう? 一緒に走ったワンダフルタウンやキングストンボーイだって、出てこないのは疲れのせいだとみられるじぇい。ともかく、今年は何が勝つかわからないきゃすう。混戦だじぇい。一発狙ってる馬にはどんなのがいるきゃすう?

侮れない馬たちがこんなに!

   カスヨ わたしは先ずはディヴァインラブよ。菊花賞で牝馬はあまり活躍してないんだけど、この馬は夏の上がり馬で2連勝中ね。夏までは2000m以下を使って結果が出てなかったんだけど、2000m以上を使われるようになって成績がよくなったのね。父は菊花賞を勝ったエピファネイアよ。鞍上は好調のユウイチちゃん(福永祐一騎手)が乗り続けている点も魅力ね。牝馬制覇となれば、なんと74年ぶりの大快挙となるわ。 次はアサマノイタズラね。前走のトライアル、セントライト記念では低評価を覆して見事に差し切り勝ちを飾ったわ。内に馬が殺到してごちゃつき、差し馬に展開が向いた側面もあるんだけど、重賞を勝ちあがったばかりという勢いは要注意ね。この馬もノーザンダンサーのクロス持ちよ。 最期にタイトルホルダーだわね。弥生賞で勝利、次の皐月賞では2着と実績十分ね。皐月賞で活躍した馬は菊花賞に強い、というのは昔から言われていることだわ。以前にルメール騎手が中山と京都は似ていると発言したことがあるんだけど、それを聞いたときは、見かけ上はまったく似てないのに何を言ってるのかわからなかったんだけど、コースに起伏があることを言ったのだと思うわ。だから両方ともスタミナが必要だということね。今回阪神になるんだけど、同じことがいえるかどうかと考えたんだけど、最初に言ったようにコーナーを回る器用さとロングスパートになるのでスタミナが必須、そしてゴール前の急坂は中山も阪神も同じだから京都以上に似ているわね。従って、中山2000メートルで2連対(2着内)しているタイトルホルダーは侮れないのよ。父はダービー馬ドゥラメンテ、母が長距離に実績のあったメーヴェ。メーヴェは2年前の菊花賞で牝馬ながら5着になったメロディーレーンの母でもあるわ。血統的裏付けもあるし、しかも内枠で先行できるから最後の4ハロン勝負になれば実績からして十分チャンスがあるはずよ。

   ガジュマル爺 今回、穴馬はぎょうさんおるわい。まずはエアサージュじゃ。アメリカ生まれの外国産馬。4戦3勝。馬券圏内(3着以内)を外したのは2戦目のゆりかもめ賞(東京、1勝クラス2400メートル、5着)だけじゃ。堅実、かつ2連勝中の勢いがある馬じゃ。前走の札幌日刊スポーツ賞(札幌、2勝クラス2600メートル)は古馬と対戦し、見事スローペースに持ち込んで逃げ切ったんじゃ。長距離レースは先行勢の前残りが穴をあけるパターンが多いんじゃ。前走と同様にスローから平均よりやや遅いペースでレースが流れるじゃろうから、この馬の出番が期待できるというもんじゃ。父ポイントオブエントリーは、マンノウォーステークス(米GI)やソードダンサー招待ステークス(米GI)、ターフ・クラシック招待ステークス(米GI)などGI5勝で、中~長距離で活躍した馬じゃ。血統的な裏付けも十分じゃな。 次にディープモンスターじゃ。この馬も皐月賞(7着)、ダービー(16着)と3冠レースは皆勤賞じゃ。「長距離レースは騎手で買え!」の格言どおり、新馬戦から菊花賞5勝の名手、武豊騎手が手綱をとっておる(皐月賞は戸崎圭太騎手)のが大きなアドバンテージじゃ。この馬自身も、すべて2000メートル以上の距離で使われており、今回の菊花賞と同じ舞台の阪神競馬場では2200メートルのすみれステークス(リステッド)を豪快に差し切って勝っておる。武騎手のエスコートならば、十分に力は発揮できるはずじゃ。 もう1頭はヴァイスメテオールじゃな。前走のラジオNIKKEI賞(GIII、福島1800メートル)に勝って以来、3か月の休み明けのローテーションじゃ。このレースを叩いて勝った菊花賞馬にはフィエールマン(2018年)がおる。使われてきた距離が1800~2000メートルにとどまる点が気になるものの、掲示板(5着以内)を外さない堅実さは買えるというもんじゃ。重賞ウイナーの力が発揮できれば、このメンバーなら上位争いに食い込めそうじゃ。 そして最後がモンテディオじゃ。前走の神戸新聞杯(GII、中京2200メートル)ではステラヴェローチェ、レッドジェネシスに次いで3着じゃ。4月のアザレア賞(1勝クラス、阪神、2400メートル)、2走前のルスツ特別(1勝クラス、札幌、2600メートル)に勝つなど、長距離はお手のもんじゃ。エアサージュ同様に、先行しての粘り腰はしぶといもんがあるんじゃ。人気薄の気軽さで一発を狙えるはずじゃ。

   カス丸 ほんとにドングリ揃いだじぇい。迷うけど、ここは内枠で先行できて粘りこめる脚をもつタイトルホルダーが本命◎きゃすう。

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