2024年 4月 19日 (金)

乾癬と肥満の関係を知ってほしい オリジナルダンスで楽しく運動、健康に

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   製薬メーカー・ユーシービージャパン(本社・東京)は、「乾癬(かんせん)治療―変わろう私 プロジェクト」を発足した。その第3弾として2021年10月21日、専門家による乾癬と肥満の関係についての説明と、肥満解消を目的としたオリジナルダンスの発表会を開催した。

   乾癬とは、紅斑の上に、銀白色の皮膚の粉が出る慢性疾患。日本では、約40万人が発症している。

  • 乾癬の英名「psoriasis」の頭文字をダンスの最後のポーズとして採用した
    乾癬の英名「psoriasis」の頭文字をダンスの最後のポーズとして採用した
  • 実演・説明の様子
    実演・説明の様子
  • 帝京大学医学部皮膚科学講座主任教授の多田弥生氏
    帝京大学医学部皮膚科学講座主任教授の多田弥生氏
  • 乾癬の英名「psoriasis」の頭文字をダンスの最後のポーズとして採用した
  • 実演・説明の様子
  • 帝京大学医学部皮膚科学講座主任教授の多田弥生氏

日本でも乾癬の認知低い

   プロジェクトではこれまで、第1弾としてフィットネスクラブ運営の「ティップネス」の協力と、自治医科大学副学長・皮膚科学講座教授の大槻マミ太郎氏監修のもと、誰でも始められる「乾癬スペシャルエクササイズ」を開発。第2弾では、乾癬患者向けウェブサイト「明日の乾癬」をリニューアルし、「乾癬×肥満」のページを新設、公開した。

   第3弾の今回は、まず帝京大学医学部皮膚科学講座主任教授の多田弥生氏が乾癬と肥満の関係性を説明した。

   多田氏は「18歳以降に(体重が)10~15キロ増えた人、メタボリック症候群の方は乾癬を罹患することが多い」と指摘。また「4か月で平均15.8キロ減量すると、皮膚疾患の改善が見られた」と明らかにした。

   続いて、乾癬啓発普及協会「Inspire Japan」の代表理事・奥瀬正紀氏は、乾癬患者の抱える問題について話した。

   「2014年に行われたWHO(世界保健機関)の『世界保健総会』で、乾癬患者が社会的な偏見や差別によって不必要に苦しんでいるという決議が出た」とし、「大部分は乾癬そのものよりも、病気に対する社会の反応である」との報告書が公表されたという。また、日本国内においても乾癬の認知度が低く、そのため誤解が生じていると説明した。

うまく踊れる必要はないです

   イベント後半では、振付師ユニット「振付稼業 air man」制作によるオリジナルダンス「乾癬リブランディングダンス」が披露された。ダンスは、乾癬発症・悪化の要因のひとつである肥満の解消・予防を楽しみながら継続する目的だ。

   「振付稼業 air man」は、「とにかくカッコよく楽しく、みんなで踊ろうをテーマにしました」「ダンスは有効なコミュニケーションツールです。ハイタッチなど、実際に触れるイメージで作りました」と説明。そして、

「うまく踊れる必要はないです」

と、とにかくエンジョイするよう勧めた。ダンスには「指ハート」と呼ばれるポーズを組み入れるなど、誰でも楽しめるものになっている。

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