皮がでこぼこ「菊みかん」 スーパーで見かけたら絶対買うべきなワケ

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   温州みかんがスーパーマーケットで多く出回り始める季節だ。甘みの強いみかんの見分け方といえば、色合いの濃さで判断するのが有名な方法だろう。

   ところで、皮がでこぼことしたみかんを見たことはあるだろうか。見た目こそきれいではないが、実はこうしたみかんは「菊みかん」と呼ばれ、濃厚な味を持つという。

  • 渇水の年に生まれやすい菊みかん(香川県三豊市公式サイトから)
    渇水の年に生まれやすい菊みかん(香川県三豊市公式サイトから)
  • 渇水の年に生まれやすい菊みかん(香川県三豊市公式サイトから)

知る人ぞ知る菊みかん

   香川県内で温州みかん栽培面積1位を誇る三豊市は、公式サイト上で「菊みかん」について解説している。渇水の起きた年に生まれるみかんで、特定の品種を指すわけではない。でこぼことした皮が菊の花びらに似ていることから「菊みかん」と呼ばれているという。

   市場では「2級品扱い」だが、これが「甘みと酸味がうまく凝縮されていて濃厚な味」なのだとか。

   三豊市の農林水産課に取材した。菊みかんは「知る人ぞ知る」ややマニアックな存在だが、みかん農家の間では広く知られているという。

   みかんは、栽培時の降雨量が実の水分量に影響し、味を左右する。渇水の影響で生まれやすい菊みかんは適度に水分が抜けており、サイトの説明通り濃い味わいを特徴とする。また、皮が薄くむきやすいとのことだ。

   またみかんの酸味は木の状態や土地によって強弱があるが、菊みかんの場合は甘みが特に強いため、酸味も強かったとしても、あまり酸っぱさは気にならないという。

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