ドンキ「NHK映らないTV」大ヒット 続く他メーカー、受信料徴収の行方は

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   NHKの放送を受信しない「テレビ」が話題だ。チューナーを内蔵せず、インターネット配信されている動画サービスを楽しめるテレビのことだ。

   一方、NHKは2022年4月から、テレビを持たない人に向けても番組のネット配信を行う実験を行う。受信料の今後の動向が気になる。

  • チューナーレステレビは流行するか (画像はドン・キホーテのリリースから)
    チューナーレステレビは流行するか (画像はドン・キホーテのリリースから)
  • チューナーレステレビは流行するか (画像はドン・キホーテのリリースから)

「受信料不要」掲げるテレビ

   2021年12月10日に「ドン・キホーテ」が発売した「42V型AndroidTV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」。「あえてテレビチューナーを外した」というテレビだ。「24型」も用意している。「Android TV」はグーグルが開発したテレビ向け基本ソフトで、ネットフリックスといった動画配信サービスに対応している。

   店舗での最大価格は42型が「3万2780円」(税込・以下同)で、24型が「2万1780円」。22年2月10日付のドンキ運営「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」の決算説明資料によると、このスマートテレビは同日までに売上1億円を超える人気商品となっている。

   また「STAYERホールディングス」(東京都千代田区)は2月4日、「4K対応 43V型チューナーレス スマートテレビ」を5月に発売すると発表した。ドンキ同様、チューナー非内蔵、Android TV搭載のテレビだ。

   公式サイトでは「地上波受信料不要」との文言とともに「チューナー(受信設備)を内蔵していないため、地上波の月々の受信料を支払う必要がありません」と説明。「NHK」とは記載がないが、「受信料不要」を打ち出したテレビだ。受信料に不満を抱いている一部ツイッターユーザーの間では、次にテレビを買い替えるならチューナーレスにしようか検討するツイートもみられる。

Android TVでも「NHKプラス」が

   なお、NHKは4月以降、ネットを活用した業務の社会的役割を検証するため、テレビ非所有者を含め、主に日常的にテレビを利用していない人や利用が少ない人に向けた「社会実証」を行う。インターネットを通じてNHKの放送番組などを提供していき、サービス内容やNHKの目的・意義がどのように評価されるかを検証する。

   ところでNHKが2月14日現在、受信契約者に向けて放送番組を配信しているアプリ「NHKプラス」は、パソコンやスマートフォン・タブレット向けのサービスだ。

   試しに記者所有のAndroid TV搭載テレビ「KJ-49X9000E」(17年発売)でアプリ配信サービス「Google Play」を開くと、NHKプラスのページでは「このアプリは、お使いのデバイスで利用できません」と表示され利用できなかった。

   一方、22年1月12日付発表のNHK「インターネット活用業務実施計画」によると、2022年度は、テレビに向けても新たにNHKプラスの提供を開始。Android TVや米アマゾンの「Fire OS」搭載テレビの一部で、見逃し番組配信が利用できるようになるという。

   NHKプラスの提供対象が広がることで、ツイッターの一部では、将来的にチューナーを内蔵していないAndroid TV搭載テレビも受信料の対象になるのではないかと推測するユーザーがみられる。

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