「カーリング」北海道では学校授業も 「ロコ・ソラーレ」育てた北見ほか

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   北京冬季五輪で銀メダルを獲得した、カーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」。地元・北海道北見市では、学校でカーリングの授業が行われている。

   実は道内では、小学校から高校までカーリング体験ができる授業を実施している例がある。

  • 北京五輪・カーリング女子決勝(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    北京五輪・カーリング女子決勝(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 北京五輪・カーリング女子決勝(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

小中学校38校中19校で

   「ロコ・ソラーレ」のお膝元、北見市の教育委員会に取材した。2020年度は、市内にある小中学校38校中19校で授業としてカーリングを実施したという。児童・生徒がカーリングに接する機会、そして競技人口を増やし、子どもたちの技術力を高めるなどジュニアカーリング競技の進行を図るためだと、市教委担当者は語る。助成金の用意もあるそうだ。

   北見市でカーリングがプレーできる「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」に取材すると、授業では2010年ごろには同市内の中学校1校で行われていたと担当者は記憶しているようだ。増えたのは、2020年ごろだそう。この年に同ホールが完成したのを機に、季節を問わず「授業で貸してほしい」との問い合わせが年々増えているという。

   名寄市でも、カーリングの授業が行われている。同市教育委員会によると、市内にカーリングホールを持つ公園「サンピラーパーク」が2008年に完成した。そこで「地域の特色あるスポーツを」と、授業に導入した。

   市教委担当者は取材に、ほぼ全小中学校で実施されているはずだと言う。「スキー授業と同じように、体育の一部として行なっています」。

   北見市、名寄市いずれも、校内でのクラブや部活はないとのこと。一方で名寄市では、「少年団」などでの活動はあるそうだ。また「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」の担当者は、小中学生のカーリングとの触れあいについて、地元新聞社が主催する「道新ジュニアカーリング教室」を例に紹介した。年に10回ほど開催され、カーリング体験ができる。小中学生が対象になっている。

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