2024年 4月 18日 (木)

■ヴィクトリアマイル「カス丸の競馬GI大予想」
 大混戦を突き抜けるのはレイパパレ!?

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   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。どうも今年のGIは一筋縄ではいかないじぇい。先週のNHKマイルカップは最外枠と最内枠、それにどん尻人気馬の3頭で決着したきゃすう。その日の朝に米国であったケンタッキーダービーでどん尻人気の馬が勝ったけど、同じ日に同じようなことが起きるとは競馬の七不思議だじぇい。今週は古馬牝馬のマイル王を決めるヴィクトリアマイル(2022年5月15日、東京競馬場、芝1600メートル)きゃすう。優勝しそうな馬が10頭くらいいて、大混戦だじぇい。それに走り梅雨の天気で、馬場が緩みそうだし、またまたトンデモ決着になりそうな雲行ききゃすう。こういう時はカスヨ姉さんの出番だけど、カスヨさんは全く不調だじぇい。でも、そろそろ当たりが出るころかもしれないきゃすう。

もともとが荒れるレース

   カスヨ カス丸、競馬はねえ、当たる回数でなくどれだけ稼いだかが勝負なのよ。3か月に一回、半年に一回の当たりでも、プラスになってればいいのよ。でも確かに今年は、変わった決着が多いわねえ。それにヴィクトリアマイルは1番人気が過去10年で3回しか勝ってないのよ。4~6番人気が多くて4勝、7~11番人気が3勝なの。もともと荒れるレースなのね。でも、今週は自信があるわよ。本命◎はレイパパレね。無傷の5連勝で挑んだ昨年の大阪杯(GI、阪神2000メートル)は雨で馬場が悪くなるなか、マイペースで逃げてコントレイル、グランアレグリアを抑えて、2着に4馬身差をつけて快勝。それ以降勝ち星はないけど、今年に入ってからも金鯱賞(GII、中京2000メートル)2着、大阪杯2着と中距離で堅実な走りをしているわ。逃げにこだわる必要もなく、番手で競馬ができるところが強み。近年のヴィクトリアマイルは中距離で結果を出した馬が馬券に絡む傾向があるわ。週末にかけて馬場が悪化する天気予報なので、道悪実績と中距離実績があるレイパパレは優勝候補にピッタシカンカンよ。

   カス丸 ふーん、でもレイパパレは1番人気候補きゃすう。1番人気ばかりが本命◎のガジュマル爺みたいだじぇい。大丈夫? 1番人気候補を取られた爺の本命◎はデアリングタクトきゃすう。一昨年の3冠牝馬だじぇい。

   ガジュマル爺 デアリングタクトは、秋華賞(GI、阪神2000メートル)優勝後、ジャパンカップ(GI、東京2400メートル。3着)、金鯱賞(2着)、クイーンエリザベスII世カップ(GI、香港・シャテイン2000メートル。3着)と惜敗続き。ただ、戦ってきた相手を見ると、アーモンドアイ(牝馬クラシック3冠や天皇賞・秋など、9冠馬)やコントレイル(牡馬クラシック3冠や2021年のジャパンカップ優勝)、レイパパレ(21年の大阪杯優勝)、ラヴズオンリーユー(2019年のオークス、20年の香港カップなど)と、やはりレベルが違うんじゃ。8戦してすべて馬券圏内(3着以内)という安定感は驚異的じゃ。それを可能するのが抜群の差し脚じゃな。不安材料は、前走から1年1か月のローテーション。ケガでの休養明けになるが、最終追い切り(調教)を主戦の松山弘平騎手を背に、予定どおりにこなして態勢が整ったはずじゃ。杉山晴紀調教師は追い切り後のコメントで「とてもいい雰囲気。いまはマイルぐらいの距離のほうがいいかも」と太鼓判。じつはマイル実績も桜花賞(GI、阪神1600メートル)を含め、3戦3勝とパーフェクト。実績どおりの力を発揮すれば、あっさり突き抜ける場面があっていい。

   カス丸 三冠馬とはいえ1年休んで、いきなり本来の力を発揮するのは、難しいんじゃないきゃすう。カスヨさんの対抗〇はミスニュ-ヨークだじぇい。これは穴狙いきゃすう。

   カスヨ この馬は、前々走でターコイズステークス(GIII、中山1600メートル)を勝って念願の重賞初制覇を果たしたのよ。前走も中山牝馬ステークス(GIII、中山1800メートル)で3着と勢いに乗ってるわね。中距離でも結果を出している点も強みね。道悪も苦にしないからプラス要素。重馬場で2戦2勝、稍重で4戦2勝、負けた2戦も紫苑ステークス5着、秋華賞5着と掲示板(5着以内)は外していないわ。馬場が渋るほど堅実に走るから、週末の雨次第では頭まであるかもしれないわね。

   カス丸 爺の対抗〇はファインルージュだじぇい。桜花賞3着馬きゃすう。これも2000メートルまでは強い馬だじぇい。

   ガジュマル爺 この馬は、8戦して掲示板(5着以内)をはずしたのは、わずか1回(GIオークス、東京2400メートル。11着)という堅実派じゃ。このうち1600メートルは、昨年1月のフェアリーステークス(GIII、中山)勝ちとGIの桜花賞(阪神)でソダシの3着。骨っぽい牡馬相手の前走、東京新聞杯(GIII、東京)で2着と、それぞれ違うコースですべて馬券圏内(3着)と優秀じゃ。紫苑ステークス(GII、中山2000メートル)勝ちや秋華賞(GI、阪神2000メートル)2着と2000メートルまでの距離を十分にこなせているので、タフな東京コースでも力負けはなさそうじゃ。むしろ、中団より後方に控えて一気に差し脚を爆発させるレース運びは、直線の長い東京コースにはピッタリ。その差し脚を繰り出すタイミングが勝負のポイントになりそうじゃが、鞍上の名手、クリストフ・ルメール騎手の手綱さばきであれば、初のGI制覇もありそうじゃ。

   カス丸 まだまだ、優勝候補はたくさんいるじぇい。今回、有力どころを一挙並べてもらうきゃすう。

本命候補とは紙一重の実力馬がズラリ

   カスヨ 私は4頭あげとくわ。第一にアカイイトよ。昨年のエリザベス女王杯(阪神2200メートル)で初GI制覇。今年も金鯱賞では3着と馬券に絡んでいるんだけど、大阪杯では10着と案外だったわね。今回は初のマイル戦となるが、末脚には定評があり直線の長い東京コースは合っているはずよ。前走の成績が案外だったため人気は落とすと思われるが、実績は上位でありスタミナの消耗戦になれば勝ち切るところまであると思うわ。 2頭目はマジックキャッスルね。昨年の3着馬よ。クイーンステークス(GIII、函館1800メートル)を最後に馬券に絡むような成績を収めていないんだけど、ヴィクトリアマイルはリピーターレースの傾向があるわ。牝馬限定GIを現役最多の11勝している名門、国枝栄きゅう舎は勝ち方を知っているはずよ。大舞台での復活にも期待しているわ。 次がソングラインよ。東京のマイル戦は昨年のGI、NHKマイルカップで2着、富士ステークス(GII)で1着とパーフェクト連対。コース実績があり上位争いをすると思われるけど、重馬場経験がない点と海外帰りという点を割り引いて抑え評価にしとくわね。帰国初戦で体調さえ整っていれば好勝負になるはずね。 最後はクリノプレミアムよ。前々走の中山牝馬ステークスでは15番人気の低評価を覆して1着、前走の福島牝馬ステークス(GIII、福島1800メートル)も2着と好調をキープ。中距離実績もあり、GI初挑戦でも今の勢いがあれば上位争いをするかもしれないというところに賭けてみるわ。

   ガジュマル爺 わしも4頭じゃ。先ずはソダシじゃな。1600メートル戦はダートGIの前走、フェブラリーステークス(東京)を含め、4戦3勝3着1回と、すべて馬券圏内(3着以内)。その3勝が、2歳時のアルテミスステークス(GIII、東京)とGI、阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神)に3歳牝馬クラシックの桜花賞(GI、阪神)勝ちだから、超優秀。札幌記念(GII、2000メートル)勝ちなどもあるが、マイル適性はピカイチじゃ。負けたレースはすべてGIの1800メートル戦とダート戦で敗因もはっきりしている。予報では天候が悪く、馬場状態が心配されるものの、力がいるダート戦の経験が生きてきそうじゃ。先行できる脚は強み。東京コースも経験済みじゃ。昨秋以降、古馬(4歳以上)と対戦するようになってから、なかなか勝てないレースが続いておるんじゃが、デビュー戦から乗り続けている吉田隼人騎手とのコンビで「白毛の女王」復活じゃ。 次がアンドヴァラナウトじゃ。父は2004年にNHKマイルカップと日本ダービーを制したキングカメハメハ。母は2012年のマーメイドステークス(GIII、阪神2000メートル)勝ちがあるグルヴェイグ、その父に7冠馬のディープインパクト、母が1996年のオークス、翌97年の天皇賞・秋を勝った名牝、エアグルーヴという超良血。そこを見込まれ、レースでは常に1、2番人気に推されるものの、初勝利まで3戦を要すなど、品の良いお嬢様気質が災いしてか、なかなかスッキリ勝ち切ることができなかったんじゃ。その素質を開花させたのは昨年のローズステークス(GII、中京2000メートル)。先団の後方から上がり3ハロン(最後の600メートル)をメンバー最速の33秒8の差し脚で初めて重賞制覇したんじゃ。初の東京コースとなるが、左回りは新潟(出雲崎特別、1勝クラス。2000メートル)や中京のローズS勝ちと下手じゃないぞ。1600メートル戦も前走の阪神牝馬ステークス(GII、2着)を含め4戦1勝2着3回とすべて連対(2着以内)。順調に使われて、このレースに照準を合わせたローテーションも好感がもてるというもんじゃ。 3頭目はテルツェットじゃ。昨年は4連勝でこのレースに臨んで3番人気に推されたものの、初のGI挑戦の壁は高く14着の大敗を喫したんじゃが、とはいえ10戦して重賞2勝(GIII、ダービー卿チャレンジトロフィー。中山1600メートルとGIII、クイーンステークス)を含む6勝3着1回と勝率6割は優秀。なかでも、マイル戦は5戦4勝で、距離適性はありそうじゃ。前走、中山牝馬ステークスは4コーナーを16頭立ての最後方から34秒0の脚で追い込んだんじゃが、0.2秒差の5着(勝ち馬は、クリノプレミアム)。ただ、今年初戦のレースだったことを考えれば、ここは変わり身が期待できるというもんじゃ。適距離の1600メートルに戻って、上位争いは間違いないはずじゃ。 最後はデゼルじゃな。2020年にデビュー戦(未勝利戦、阪神1800メートル)、次走のスイートピーステークス(リステッド、東京1800メートル)と2連勝で臨んだGI、オークスでは、デアリングタクトに次ぐ2番人気に推されたほどの素質馬じゃ。スイートピーSで見せた驚異的な上がり(最後の600メートル)32秒5の決め手が評価されたものじゃったが、結果は11着。ただ、その瞬発力はマイル戦でこそ魅力十分じゃ。昨年のこのレースは8着だったんじゃが、勝ったグランアレグリアには離されたものの、2着のランブリングアレーとは0秒2差。上がり3ハロン33秒2の脚は光ったわい。今年1月の愛知杯(GIII、中京2000メートル)で3着、前走の阪神牝馬ステークス(GII、阪神1600メートル)も後ろから追い込み3着と、調子も悪くない。2000メートルの中距離をこなす力があるので、東京コースなら問題ないはずじゃ。流れに乗った競馬ができれば、差し脚が生きてくるはずじゃ。

   カス丸 目移りして仕方がないじぇい。しかし、ここはスタミナとスピードを備えたソダシが本命◎きゃすう。

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