スムージージュース専門店「Jamba」(ジャンバ)の「KitchenLaboグランスタ丸の内店」が、2022年9月30日に閉店する。「ジャンバジャパン」公式サイトでは、国内3店舗の全店閉店を9月2日付で掲載している。「グローバルワーク」など衣料品ブランドを多数展開する「アダストリア」の子会社「ADASTRIAeatCreations」(アダストリアイートクリエイションズ)が、日本独占展開権を取得していた。3店舗が一挙にジャンバは、米カリフォルニア州で1990年に創業。米国だけでなく韓国、フィリピンなど、世界中で870店舗以上を展開している。メイン商品のスムージーは、フローズンの果物・野菜、濃縮100%ジュース等を使用。人工甘味料や合成着色料不使用にこだわっているという。注文を受けてからその場で作り、できたてのスムージーを提供するスタイルだ。日本では期間限定店舗を2020年8月、「MIYASHITAPARK」(渋谷区)に出店し、上陸を果たした。アダストリアイートクリエイションズに取材すると、国内で最大5店舗を展開していたという。しかし、21年9月には「横浜ポルタ店」が閉店。以降、「東京ドームシティラクーア店」(文京区)が2022年9月19日に、期間限定店舗の「南町田グランベリーパーク店」(東京都町田市)が同25日に、そして「KitchenLaboグランスタ丸の内店」(千代田区)が同30日に閉店すると、公式サイトで発表されていた。これで、最初の期間限定店を含む日本のジャンバ全店が営業終了となる。特にこの9月は、一挙3店の閉店ラッシュだ。ブランドは撤退せず?しかし、取材に応じたアダストリアイートクリエイションズは、「ブランドとしての撤退ではありません」と答えた。同社としてのジャンバの業務展開は終了するが、「新たなパートナー企業によって継続予定」だという。一度終了する理由については、こう明かした。「コロナの影響がかなり大きいです。日本人の客だけでなく、訪日外国人のインバウンド需要も見込んでいました。これが一番大きい要因だと思います」
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