2024年 5月 7日 (火)

職場なのに「公園みたい」 木材家具活用で緊張和らぎ、会話が増える

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気になる家具、意見が三分

   続いて、回答者が特に興味を引かれた家具は何かを調べた。

   本取り組みで設置したのは、大まかに、(1)1本の丸太をそのまま縦に割ったようなデザインの本棚、(2)2組のテーブルとイス、(3)ヒノキの角材を並べた縁側デッキ、(4)木を割った板を横に積んだ本棚、の4点。「東京新幹線運輸区」に入ると正面に見える壁に置いた(1)を軸とし、(2)が左、(3)が右にそれぞれ展開、(2)と(3)前の壁際に(4)が置かれている(詳細は画像2および、第3回記事を参照)。

   図面に丸をつけてもらったところ、(2)と(3)と(4)が2票ずつと、意見が割れた。

   それぞれの選出理由とは。(3)は、開放的な空間であるのが好ましく思われているようだ。搬入前まで置かれていたソファには背の高い背もたれがついていたが、そうした遮るものがなくなったことで「会話が生まれやすい」、「背中に汗をかかない」点に魅力を感じる人がいた。

   (4)を選んだ二人は、いずれも本棚の天板上に置かれている「コケリウム」に言及した。

「職場に生の植物をおくことが斬新だと感じた」
「本物の植物が置いてあることが新鮮で、みんな興味をもってのぞきにきていた」

   唯一、(2)には機能面への指摘があった。素材感を出すために木についていた枝をそのまま脚に活用した、ベンチ型の長椅子についてだ(画像3)。「見た目も雰囲気も大変良い」一方で、座った時に感じるバランスの悪さが残念だという。

   西川バウム・浅見有二代表は前回記事で「元となった木が生えている姿を家具から想像できるか、を重視」して家具を作ったと話した。自然素材をできるだけ生かした作りにした結果、こうした声が寄せられたことを、このように受け止めている。

「機能性を高めるなど、頂いた意見を今後の製品作りに生かしていきたい」
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