2024年 5月 8日 (水)

メタバースがリアルとつながる近未来 イベントを2つの世界で「同期」し楽しむ

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

企業にとってはマネタイズ課題

   バーチャルとリアルの文化を共有させるイベントとして「手ごたえはあります」と日聖さん。現実の参加者がVRの世界に興味を持つケース、逆にVRから「#現実同期」に入った人が、今度は阿佐ヶ谷DRIFTの店に訪れるケースもあった。

   コロナ禍が沈静化していけば、このように個人がメタバースとリアルをつなげて楽しむ事例は「増えると思います」。

   VR上で知り合った音楽仲間から、京都市のクラブ「Club METRO」で、リアルとバーチャルで同時開催されている音楽イベント「シュッとしとるヤツ」について耳にした。2021年12月と2022年5月、11月にそれぞれ実施。「#現実同期」と同じく、現実の店内をVRChat上に再現し、現実・仮想空間をまたいで行われる。近ごろは「シュッとしとるヤツ」以外にも、関西地方のメタバースユーザーが仲間内で普段よく行くバーをVR上に再現し、現実と同期させて遊ぶ例を聞いたことがあるという。

   ただ日聖さんは、リアルとメタバースをつなげる企画を行う場合、どのように利益を生み出すか課題があるのではと指摘した。「具体的な費用対効果を企業や自治体が簡単にイメージできるコンテンツは、まだまだ少ないのではないかと思います」。

   まずは個人のクリエイターが、実験的にVRとリアルをつなげるコンテンツに取り組み、そうした事例を参考にした企業も参入を始める流れがいつか生まれればいいと、日聖さんは語った。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!