「誰かの不要は誰かの必要」これは、利根書店を展開するプリマベーラのスローガンだ。メイン事業は、中古アダルトDVDの買い取り・販売。同社広報の亀井彬さんは、こうした取り組みについて、「捨てないことは、環境保全に貢献しやすいのではないでしょうか」と話す。前編では同社の「男の終活」に焦点を当てたが、後編では、リサイクル、リユースの面に注目してみた。パッケージがない「お宝探し」入口すぐ横に置かれた「DVDケース回収」ボックスほぼ同時期に、店頭にボックスを設置して不要なDVDパッケージの回収もスタートした。集めた後、ケースのみで販売することもあれば、ケースが必要な商品に使う場合もある。状態が悪くない限り、再利用する。レンタルDVDの返却ボックスのような使い方店頭でパッケージ回収箱以上に目立つのは、いくつも置かれたリサイクルボックスだ。不要となったDVDそのものを集める。「奉納」と書かれ、鳥居と神棚のような装飾が施されたボックスも見られる。24時間利用可能で、もちろん何を入れたか見られる心配はない。
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