米OpenAIが2022年11月に公開した対話型AI(人工知能)サービス「ChatGPT」。人間と自然なやりとりを可能にするその性能は大きな注目を集め、2023年には、同社の大規模言語モデルを利用したサービスが日本でも数多く生まれた。その汎用性の高さから、AIに「悩み相談」をするなど、ユーザーの間でさまざまな活用法がしばしば話題に上がる。珍妙なキャラ付けしてみた■ChatGPTよ「悩み相談」にのってくれ教育したら強烈キャラ生まれまくりChatGPTに自分の悩みをぶつけると、真剣な答えが返ってくる。「ためにはなるのだが、少し物足りない」――。こう考えた記者が、「毒舌なベテラン作家」「人語を解し、人類は愚かだと考えているイルカ」など「キャラ付け」を試みた。■ChatGPTで3Dモデルも作れる?「Blender」使って挑戦してみたChatGPTは、プログラミング言語「Python」のスクリプトを作れる。ところで、3Dモデリングソフト「Blender」はPythonに対応しており、スクリプト文に応じてオブジェクトを作れる。それでは、一切の知識がない人でもChatGPTとBlenderを使い、3Dモデルを作れるのではないか。どの程度のレベルの3Dモデルを制作できるか挑戦した。■AI音声がプロ声優の代役に 「正直怖い」レベルのクオリティーAI関連技術の発展は目覚ましい。不祥事で降板した中国の声優の代役を、AIが務めると、23年3月31日付の「ZDNET」が報じた。声優の代わりを務めるAIの事例は、日本国内でもある。名作文学をAI音声が読み上げる電子書籍サービス「YOMIBITOPlus」。こらでは、2013年に亡くなった声優・内海賢二氏の音声も聞ける。名作の続き書かせると■ChatGPT版「走れメロス」信じられない結末途中から書かせたらメロス走らずさまざまな質問に答えられるChatGPT。それでは日本文学「走れメロス」も知っているのか。同作の冒頭を入力し、続きを書くように指示すると、「セリヌンティウスは、石工として働く傍ら、密かに反乱軍の仲間たちと情報を共有し、王に対する反乱を計画していた。メロスは友にその計画に加わり、王を倒すために何ができるかを尋ねた」と出てきた。原作とはかけ離れた、反逆の物語が始まる。■ChatGPT「目からウロコ」の使い道「AIで画像生成」その命令文書かせる生成系AIに指示して画像などを生み出すための文字列をプロンプト(prompt)と呼ぶ。思い通りの結果を生み出すプロンプトを書くにはコツが必要だ。ChatGPTを使えば、生成系AIに正確に指示できるプロンプトも簡単に作れるのか、試した。
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