団体戦チャンピオンが語る競技の魅力
決勝トーナメント前、オーストラリア代表のメンバーで、Single Buck(シングル・バック)を担当したブラッド・デ・ローザ選手に話を聞いた。2013年、22年には個人戦で世界王者に輝いた、実績十分のベテランだ。
「競技を始めたのは16歳からです。おのを使った作業自体が好きでしたが、競争して勝ちたいとの気持ちがありました」
オーストラリア国内では多くの大会があり、経験と実績を積み重ねてきたと話す。
「木を切る練習を多くこなして、パワーをつけるのはもちろん重要です。加えてタイミングやバランス、テクニックも大切。それらを総合的に鍛えています」
デ・ローザ選手自身、全ての種目をこなすが、チーム戦では各種目で最も強い選手が選抜される。今回は、ノコギリを使った「Single Buck」担当に選ばれた。「(木材を)フラットに切るためのノコギリのコントロールが重要。そのためには腕や腹筋などを鍛えなければなりません」。
「STIHL TIMBERSPORTS」の魅力を、語ってもらった。
「ライブで見ると大変エキサイティングなスポーツです。鋭利なノコギリ、爆音を鳴らすチェーンソー、木材を切る際に飛ぶ木くず。そして、選手たちを間近で見られる。もっと多くの人たちが『STIHL TIMBERSPORTS』を好きになってもらうために、ライブで楽しんでもらう機会をつくることが大事だと思います」
興奮の決勝トーナメントの様子は、次回リポートしたい。(後編に続く)