デザイン家電などを手がけるアピックスインターナショナル(大阪市)は、レトルト専用の調理器「レトルト亭EX(イーエックス)ARM-115」を2025年12月下旬から順次発売する。レトルトパウチを低温ヒーターであたため2021年に実施したクラウドファンディングでは、初回生産分の1200台が27時間で完売し、22年1月の一般販売開始から累計約7万7000台を達成したという「レトルト亭」をリニューアル。従来モデルと比べ、体積で約20%の小型化、重さは約50%の軽量化を実現した。また、底蓋を取り外せる構造を採用し、手入れがより簡単になった。投入口をふさぐ蓋が付属し、不使用時のホコリなどの侵入を防いで衛生的に保管できる。レトルト食品のパウチをそのまま本体に投入し、内容量に応じてつまみを回し、調理完了のベルが鳴ったら出来上がり。低温ヒーターによる熱伝導であたためるため、ガスやお湯、ラップは不要。電源があれば調理可能だ。災害時、電気はほかのライフラインに比べ復旧が早い傾向にあるとされ、万が一の際にも便利に使える。カレーのほか、牛丼や中華丼などの丼ものやパスタソース、惣菜など、パウチ入りの様々なレトルト食品のあたためにも使える。参考価格は7700円(税込)。
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