ハンバーガー「冬の陣」白熱! 国産「とびきり」で挑むのは… 

   クォーターパウンダー、絶妙ハンバーガー、とびきりハンバーグサンド、アングリーワッパーと、2009年もハンバーガーチェーン各社は、「顔」となる商品をひっさげてノーガードの打ち合いを演じた。不況の中にあって盛り上がるこの業界だけに年末年始も小休止とはいかず、目玉商品やキャンペーンで消費者を刺激。今回、注目したモスバーガーも「エース」をマウンドに送ってきた。

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看板商品がしのぎを削る


「ゆっくり味わって」と大出麻紀子副店長

   富士経済の調査によると、外食産業全体の市場規模は08年が前年比0.9%減、09年も同1.1%減が見込まれ、縮小傾向が続いている。そうした中でもハンバーガー業界は、07年に6670億円だったのが、08年は6910億円(3.6%増)、09年も7130億円(3.2%増)となる見込みで右肩上がりの成長だ。

   そして迎える今年の年末年始。マクドナルドがチキンタツタを「再復活」させ、ロッテリアは「絶妙BLTバーガー」を投入、バーガーキングは「バーボンワッパー」で勝負するなど、看板商品たちがしのぎを削るが、日本発祥のモスバーガーもただならぬ気合いで臨んでいる。モスバーガーの「エース」と言っていい「とびきりハンバーグサンド」が、1周年を機に「とびきりハンバーグサンド『デミソース』『トマト&レタス』」を復活させ、09年10月から販売している「とびきりハンバーグサンド『チーズ』『きのこと根菜ソテー&チーズ』」と合わせたカルテットを形成して勝負に出ているのだ。

「手間をかける価値のある、他にない商品」


とびきりハンバーグサンド「チーズ」(上)と、とびきりハンバーグサンド『きのこと根菜ソテー&チーズ』(下)

   同社の08年末・09年始(12月30日~1月3日)の売り上げをみると、元旦こそ多少落ちるものの、他の日は通常時期の週末売上をしのぐほどの数字を記録していた。その「貢献者」といえるのが、08年末、「国産食材」を売りに、新シリーズ商品として登場した「とびきりハンバーグサンド」。05年から3年続けて頭打ち状態だった年末年始の売り上げを、一気に上昇させ、前年比114%を記録した。

   同社のマーケティング部・櫻井加苗さんは言う。

「強い商品として力がついてきた。ちょうど1周年ということもあり、『とびきり』シリーズを年末年始のキャンペーン商品としました」

   「強い商品」となりえた裏には、焼き加減、チーズの塗り方などを細部にわたって教育するなど現場の努力もあったのはいうまでもない。

   芝大門店の大橋一葉店長は、

「例えば、鉄板の状態が違うだけで焼き時間も異なってくる。注文を受けてからつくるだけに、調理法の教育は徹底しています。だから『満足しました』とお客様に声をかけられることも。手間をかける価値のある、他にはない商品だと認識しています」

   と語り、胸を張った。

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