京王プラザで「ひなまつり」


子どもの健やかな成長を願って

   京王プラザホテルは2010年1月15日から3月3日まで、ホテルロビーなどのパブリックスペースにおいて、異なる素材で作られた3種のひな人形を展示するイベント「ホテルで楽しむひなまつり」を開催する。

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   メーンロビーに飾られる「つるし飾り」は、パッチワーク作家の松尾光代さんらが、代々受け継がれてきた着物などの貴重な本絹古布を使用し、手縫いで作り上げたもので、4200点に及ぶ壮大な作品は見る者を圧倒する。細工物の一つひとつには子に対する愛情や思い、健やかな成長への願いが込められており、例えば、猿は「災いが去る」、おしどりは「夫婦仲睦まじく」、枕は「寝る子は育つ、健やかに育ちますように」などそれぞれ意味があるという。

   そのほか、木に彫を施し、布をきめこんでいく、260年の伝統を誇る木目込み人形や、繊細な顔立ちで近年人気を博しているスペインの高級磁器ブランド「リヤドロ」のひな人形を展示し、ひなまつり気分を盛り上げる。

   なお、会期中の2月24日には、つるし飾りの体験制作と、つるし飾りをイメージした懐石膳ランチを楽しむイベント「つるし飾りの体験制作と雛御膳ランチ」を開催する。「這(は)えば立て、立てば歩めの親心」という意味が込められている「這い子人形」を制作した後、ホテル内の懐石<蒼樹庵>(そうじゅあん)で細工物に見立てた料理をはじめとする雛(ひな)御膳を楽しむという内容だ。料金は1万2000 円(講習料・材料費、料理、税・サービス料込)で、定員は40名。問い合わせ・予約は、03-3344-0111まで。

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