辛いときは「ズル休み」した方が能率的!?河合薫さん語る「心の傘の差し方」

   『なんかうまくいかない人間関係の悩みがなくなる本』(日本実業出版社、186ページ、1470円)を出版したばかりの健康社会学者・河合薫さんが2011年11月4日、J-CASTニュースがユーストリーム・ニコニコ生放送で提供している「J-CAST THE FRIDAY」に生出演。人間関係のストレスをいかに乗り越えるか、視聴者へのアドバイスを送った。

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CA、気象予報士、そして研究者に


「J-CAST THE FRIDAY」に出演した河合薫さん

   河合さんは大学卒業後、キャビンアテンダントとして4年勤務したあと、気象予報士に転身。「ニュースステーション」などにも出演した。さらにその後東京大学で健康社会学を学び、現在はメンタルヘルスについて東大、早稲田大などで教鞭をとる。なんとも独特の経歴だが、「一本道を歩んできたつもりだけど、振り返ってみたらこうなっていた」と河合さんは笑う。

   そんな河合さんの最新刊は人間関係のトラブルを「雨」にたとえ、濡れて心が風邪をひく前に、「心の傘」を差すことをアドバイスした一冊だ。

飲んだって愚痴ったっていいんだ

   「飲みに行く」「愚痴を言う」「運動する」「大声で笑う」「友達と会う」――ストレス解消にはさまざまな手段があるが、それが河合さんの言う「心の傘」だ。「酒」「愚痴」というと「逃げ」というイメージを持つ人も多いが、「どんな傘でも差せばいい。差し方さえ間違えなければ」。辛いときには、「ズル休み」をしたって構わないというのが河合さんの考えだ。

「休みたいぐらい辛いときに、いい仕事ができるわけないじゃないですか。『ひいおばあちゃんが危篤だ』とでも言って、『有給休暇』『病欠』という傘を使えばいいんです」

   そうしてスッキリした上で、自分と向き合って「本当のストレスの原因」を見つけることこそが、自身の心の成長につながるのだという。

   番組アーカイブのURLは、https://www.j-cast.com/trend/2011/11/04112227.html

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