「WWDC」を機に振り返る、「ジョブズ」の生涯


ウォルター・アイザクソン「スティーブ・ジョブズI・II」
(訳 井口耕治)

   アメリカ時間2012年6月11日、米ロサンゼルスでWWDCが開幕し、アップルの基調講演に世界中のギークたちが沸いた。発表された製品群は、スティーブ・ジョブズ氏亡き後も、彼のマインドが受け継がれていくことを確信させる内容だった。

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   2011年10月5日に死去したスティーブ・ジョブズ氏は、アップルの共同設立者の1人で、取材嫌いでも有名だった。ウォルター・アイザクソン氏による「Steve Jobs スティーブ・ジョブズ」(講談社)は、そんなジョブズ氏が、唯一積極的かつ全面的に取材に協力したという伝記本だ。

   2009年からの3年におよぶ本人や関係者への徹底した取材を通じて、アップル創設の経緯から、iPhoneやiPadの誕生秘話、そして引退までをあますことなく書いている。またプレゼンテーションから経営の極意など、彼の経営者としての考えも詰まっており、ビジネス書としても充実した内容だ。

   著者のウォルター・アイザクソン氏は、「TIME」編集長、CNNのCEOを経てベストセラー「アインシュタイン伝」、「キッシンジャー伝」などを執筆。今回の「ジョブズ&アイザクソン」の組み合わせは、最強のコラボレーションとして世界中の出版界で話題となった。関係者インタビューに登場する顔ぶれも、ライバルであったマイクロソフトのビル・ゲイツ氏や、共同設立者のスティーブ・ウォズニアック氏、そして後継者のティム・クック氏など豪華というほかない。

   2011年10月24日に発売、定価は各1995円。

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