ガラス玉のなかに被写体おさめて撮影 ゼンジックスの「宙玉レンズ」

   ロシアの民芸品「マトリョーシカ」などを販売するマミンカ(埼玉県ふじみ野市)は2014年11月25日、実験写真家の上原ゼンジさんが考案したカメラや写真用品のブランド「ZENJIX(ゼンジックス)」から、宙玉(そらたま)レンズ「soratama 72」と延長筒「Extension Tube 72」を発売した。

ZENJIX soratama 72
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シャープな写りを実現

   「宙玉」は、09年に上原さんが考案した撮影システム。透明球をレンズ前に取り付けることにより、浮かぶ玉に映る光景が撮影できる。元々は菓子の空き箱を使った工作の方法を紹介していたが、「もう少ししっかりした物が欲しい」という声に応える形で、フィルターねじを利用してレンズに取り付けることができる製品を開発した。

   「soratama 72」は、穴の空いたガラス円板に透明球を接着したもの。光学ガラスを使用し、シャープな写りを実現したという。フィルター径は72ミリ。ステップアップリングなどを介し、そのままレンズに装着することが可能。長さ20ミリの延長筒が付属する。価格は5600円(税別)。

   「Extension Tube 72」は、レンズとの距離を調整するための延長筒のセット。長さ5ミリ、10ミリ、20ミリの3種類が入っており、5ミリの単位で長さの調整が行える。

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