「2015年ギャル流行語大賞」発表...ナチュラル系から"回帰元年"、違和感や疑問なくナットクのトップ10

   ガールズエンタメ情報サイト「grp by CROOZ」が毎年お送りしている、「ギャル流行語トップ10」。

   昨年は、ギャル自体がナチュラル系にシフトするといった、まさに"ギャル衰退期"とも言える苦しい年でもありましたが、今年はギャル流行語から元気なパワーがみなぎる"名誉挽回"な1年になったと言えるでしょう。

   果たして、今年はどのようなギャル語がギャル界を賑わせたのでしょうか。

   「2015年ギャル流行語大賞」、遂に発表です!

ギャルはみんな知ってるし、大賞に疑問なし!
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日常をアゲ、アレンジ自在がヒットの要因 1~5位

2015年ギャル流行語トップ10
1位 パリピ
2位 〇〇かよ
3位 リア友
4位 初見(しょけん)
5位 cp
6位 鬼コ
7位 レベチ
8位 メンディー
9位 やーよ
10位 つ

パリピかよ...ギャルはみんな知ってるし、大賞に疑問なし!

   今年の大賞に輝いたのは、パ-ティーピープルを略した言葉、「パリピ」!

   クラブやフェス・ファンランといったノリの良い社交的な場所が好きな人々のことを指す言葉としてツイッターやインスタグラム、日常会話において多数使用されたほか、「昨日もパリピだった!」「パリピなう!」など、楽しんでいる状況を表す"日常をアゲてくれる"ギャル語としても大ヒットとなりました。

   2位には、モデル・友人などのツイッターやインタグラムのSNS投稿に対し、ツッコミを入れる言葉としてブームになった「〇〇かよ」が登場! 「可愛すぎかよ」「面白すぎかよ」「イケメンかよ」「最高かよ」など、自分自身で「〇〇」の部分をアレンジ出来るのも人気の理由です。

   3位には、学校やバイトなど実生活の中で遊んだり、話したりする友達=リアルな友達が略された「リア友」がランクイン。主にネットでしか繋がっていない友人・知人である「ネッ友」の対比語として人気を集めた他、友人関係を一言で説明出来る言葉としても頻繁に使用されました。

   4位の「初見」は、ツイキャス主の放送を初めて見たユーザーが使用する言葉としてブームに。ユーザーが「初見です」とコメントすると、キャス主が「初見さん、いらっしゃい!」と返答する現象が見受けられるなど、キャス内の挨拶用語として多数使用されました。

   5位には、10秒動画コミュニティアプリ・ミックスチャンネルや、ツイッターなどでカップル(couple)の変化形として頻繁に使用された「cp」が登場。「○○カップル」と書くのではなく、「○○cp」と書くことで今っぽいアレンジや、ファンに認められた公式感が演出出来るのも特徴です。

上位5つとそんな"レベチ"感じないけど... 6~10位

   6位には、「鬼電」が変化した言葉として使用された、鬼コールの略語「鬼コ」が登場。「誰か○時に鬼コして!」「声聞きたくなって鬼コした」など、鬼=沢山、コール=電話といった意味合いでツイッターやラインなどで多数使用され人気を集めました。

   7位には、リアル&ネットコミュニケーションにおいて頻繁に使用されたギャル語の1つ、「レベルが違う」が略された「レベチ」。「○○ちゃんの可愛さ、レベチ!」「今日の眠さ、レベチ」「レベチで美味い」などの使い方で、何かと比較する時に使う言葉として人気を集めました。

   8位の面倒くさいが変化した「メンディー」は、主にJKギャルの間でブームに!「授業、まじメンディー」「今日のバイト、メンディー」といった使い方の他、「ゴメンディー」「ダメンディー」など、言葉にアレンジを加え楽しい響きにしてくれる言葉としても使用されました。

   9位には、マルチクリエイター・GENKINGがテレビやインスタグラム、ツイッターなどで発信し人気を集めた「やーよ」が登場。「やだ」よりも愛らしさと丸みが出る言葉としてブームに!その他、顔に手を当てて首を傾ける"やーよポーズ"で写真を撮るギャルも続出しました。

   そして最後の10位には「都合のいい女」を略した言葉として人気を集めた「つ」がランクイン。主に日常会話において使用され、「それって"都合のいい女"じゃね?」と堅苦しく言うよりも、「それって"つ"じゃね?」と略すことで、会話をスムーズに盛り上げてくれる言葉として人気を集めました。

ギャル達が自身でギャル文化を盛り上げた1年

   以上、今年を盛り上げた【2015年ギャル流行語トップ10】はいかがでしたか。

   冒頭でもお伝えしたように、昨年はナチュラル系ブームにより、これまで見た目で判断出来た"THEギャル"が大幅に減少し、それに伴いギャル雑誌が休刊に至ってしまったことは事実です。

   ただ、こういった衰退の時期があったからこそ、今年はギャル達が自分自身でギャル文化を盛り上げていこうといった、パワーみなぎる1年でもありました。

   各SNSでは、

「やっぱりギャルが1番可愛い!」
「ギャルじゃなきゃ盛れない!」
「ギャルでいる時の自分が好き!」

   ――といった言葉が飛び交い、ギャルファッションやギャルメイク、ギャル魂やギャルマインドを継承し続けていきたいと願う子が多く、それこそギャル系雑誌・小悪魔ageha、Happie nutsの復活や、S Cawaii! HYPERの創刊にも繋がりました。

   渋谷=ギャルと認識している大人世代からみたら、「ギャルがいなくなった」と思いがちかもしれませんが、彼女達の居場所が渋谷といったストリートからSNSとったネットに変化しただけで、彼女達は"現代版渋谷=SNS"を舞台に今でも活発的に発信し続いています。

   そんな行動を表し出す言葉として、今年は「パリピ」がギャルコミュニケーションの中で頻繁に使用され、2009年の「アゲ」、2010年の「アゲぽよ」に代わるギャル語して自分達の生活を楽しく、盛り上げてくれました。

   トレンドを追うのではなく、トレンドを自ら生み出す。

   常に時代のトレンドセッターでインフルエンサーなのが、ギャルだと私は考えています。

   そして、前向きで、可愛いモノを取り入れ、発信し続ける「パリピ」なギャルが居る限り、私はこの先もずっとギャル文化を見守り、彼女達を応援していきたいと思っています。

   果たして来年はどういった言葉が大賞となるのか、今から楽しみで仕方ありません。

   きっと2016年も「レベチ」なギャルが、「パリピ」なギャル界を賑わせてくれると信じています。ギャル、「最高かよ」!

grp by CROOZ・ギャル流行語実行委員会
安部舞紗

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