布マスクに使い捨て、次は日本製「シルク100%」マスク 保湿性と速乾性抜群

   エレグランス(東京都港区)が展開するシルクウエア専門ブランド「TAMAMONO」は、肌に優しいシルクのマスク「シルク100%フェイスフィットマスク」の販売を2020年4月6日に開始した。4月下旬より、順次発送予定だ。

「シルク100%フェイスフィットマスク」
キッズサイズも販売
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人の肌と相性が良く、適切な湿度を保つ

   シルク素材の日本製マスク。取材に答えた同社の代表取締役・加藤なぎささんによると、シルクは18種類のアミノ酸からなるタンパク質でできた人間の肌に一番近い繊維で、肌触りの滑らかさと柔らかさが特長。同社が過去に行った実験から、一般的なコットンと比較して約2倍の保湿性をもつことがわかっているとの説明だ。人の肌との相性が良く、適当な湿度を保つという点で、同製品は肌が弱い人にも良いとのこと。

   同社がこれまでに培った立体裁断パターンの技術を用い、着用時に美しいシルエットを目指し、着用による息苦しさと耳にかかる圧力を軽減した。マスクは顔を大きくカバーする形状で、外出時だけでなく睡眠時に着用すれば、シルクのもつ保湿力で肌がしっかり包み込まれ、喉の乾燥を防げる。

   手で洗っても、シルクのもつ放湿性により、乾きが早いため毎日使える。

マスク着用で肌荒れが心配な人に

   加藤さんによると、20年3月末に「B反生地」(傷などがある生地)を使い、限定数でシルクのマスクを販売したところ、大きな反響があった。「とくに、肌の弱い方や、不織布のマスクを着けて肌が荒れてしまうといった悩みをもつ方が本当に多くいることが分かりました」。そこで「マスクが不足する中で、肌の悩みをもつ方のお役に立てれば」と、急きょ製品化したのだと明かした。手数料などを除き、ほとんど原価で販売する。

   通信販売に加え、新型コロナウイルスにより休業を余儀なくされている店舗に、優先的に卸販売を行うとのこと。

   サイズは、キッズサイズ(横幅最大19・鼻から顎まで7.5センチ)、Mサイズ(横幅最大21・鼻から顎まで7センチ)、Lサイズ(横幅最大24・鼻から顎まで8センチ)。

   メーカー小売希望価格は、キッズサイズが2000円、MサイズとLサイズが3200円(いずれも税抜)。現在販売サイトから予約受け付け中だ。

   加藤さんは、「当面の間販売していきたい」と話した。

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