「PS5」正規のサイトで売っているのに 法外な高額、クリックしたら別の商品

   人気のゲーム機「プレイステーション5」(PS5)を販売しているかのように装う、インチキ通販サイトが存在するという。プレイステーションのカスタマーサポートが公式ツイッターで、2020年12月10日に注意喚起を行った。「不正な通販サイト」に注意し慎重に判断するよう呼びかけている。

   PS5をめぐっては偽サイトどころか、大手ECサイトのアマゾンや楽天市場でも、不正販売がインターネットユーザーから報告されている。

画像はプレイステーション5公式サイトのスクリーンショット
Read more...

PS5かと思ったら「ラジコンカー」が表示

   アマゾンでは、あまりに高額な「PS5」の出品が過去に相次いだ。ウェブメディア「ねとらぼ」2020年9月18日付の記事によると、予約開始時には定価のおよそ10倍にあたる50万円での出品もみられた。さらに「キャンセルされる場合は迷惑料5万円いただきます」などと記載し、システム上でキャンセル不可に設定しているケースもあったという。

   J-CASTニュースでも同日、こうした高額出品について、誤って購入してしまったと報告するユーザーが複数いたと報じた。

   楽天市場では11月20日から21日にかけて、複数のツイッターユーザーからトラブル報告が続いた。まずPS5が9000円で出品されており、「商品説明」欄にもPS5についての説明文が書かれていた。一方で「購入手続き」をクリックすると、手続き画面の下部の商品情報にはPS5ではなく、ラジコンカーが表示されていたという。どのような手段を使ってこのようなことをしたかは不明だが、これまでにだまされて買ってしまったというユーザーは見当たらなかった。

他の業者が出品できるサービス

   そもそも楽天市場には、楽天が運営しPS5を含めたゲームを販売する「楽天ブックス」以外にも、様々な業者が出品を行っている。ユーザーが投稿したスクリーンショット画像を見ると、出品者は「楽天ブックス」ではない。また、アマゾンにも「マーケットプレイス」という、アマゾン以外の業者が商品を販売できるサービスがある。

   12月11日現在、アマゾン公式の在庫でも楽天ブックスでもPS5は売り切れとされているが、入荷が行われるたびにユーザーのアクセスが殺到している。偽サイトでなくとも、焦って悪質な業者から誤購入しないよう注意が必要だ。

注目情報

PR
追悼