ONE PIECEカードゲーム 公式ショップが乗り出した転売ストップ術

   人気漫画「ONE PIECE」をテーマにした「ONE PIECE (ワンピース)カードゲーム」。バンダイカード事業部が展開するトレーディングカードゲームだが、高額転売が続く。ただ、バンダイ側はこの状況を静観しているわけではないようだ。

    バンダイナムコグループの「バンダイナムコアミューズメント」は、このカードを販売する「ONE PIECEカードゲーム 公式ショップ」を運営している。同ショップは2022年11月2日、転売対策について発表した。

「ONE PIECEカードゲーム 公式ショップ」京都店は11月2日にオープン (画像はバンダイナムコアミューズメントの10月26日付リリースから)
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カードパックが3倍近い価格で

   特に転売が横行しているのは、カードがランダムに封入される「ブースターパック」という商品。

   7月22日に発売されたブースターパック「ROMANCE DAWN」を例にとると、24パックが入った「BOX」1箱の通常価格は4752円(税込、以下同)だ。

   「メルカリ」では11月9日現在、このBOXが1万~1万5000円程度で転売されている。11月4日には新たなブースターパック「頂上決戦」が発売されたが、こちらのBOXも1万4000~2万円を相場としてメルカリに出品されている。

   横浜市、京都市、福岡市に店舗を展開する「ONE PIECEカードゲーム 公式ショップ」は公式サイトで11月2日、

「2022年11月よりBOX販売を行う場合はお客さま確認のもと、転売対策としてレジにてBOXのテープをカットいたします。ご了承いただける方のみに販売いたします」

と発表した。箱の上部に付いている、透明のテープを指すものとみられる。

   新品の状態ではなくすることで、転売上での価値を下げることが目的なのだろうか。J-CASTトレンドはバンダイナムコアミューズメントに取材を申し込み、回答を待っている。

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