転売ヤー2022年も大暗躍 販売側はユニークな「対策」【2022年ヒット記事(5)】

   誰もが手軽にインターネット上で物を売れる時代。人気のアニメやゲーム、著名人のグッズが発売されるたびに、フリマサイトでは高額転売が発生している。

   一方で、2022年にはメーカー側や取扱店が独自の転売対策を行い、話題となるケースが散見した。

欲しい商品にまたも高額転売? (画像はイメージ)
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買いたい人は「レース」して

■松本人志「ムキムキ」フィギュア 発売前なのに転売、価格は大暴騰

   お笑いコンビ「ダウンタウン」・松本人志さんの肉体を大げさなほど筋骨隆々にした「松本フィギュア―最終形態ver.―」。「BANDAI SPIRITS」が7月9日に発売したくじ「一番くじ ガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ」の景品だ。一方、なぜか発売日前の7月8日からメルカリでは「松本フィギュア」が高額転売されていた。

■「ウマ娘」フィギュア転売対策この手があったか 販売条件は「レース1着」

   BANDAI SPIRTSは9月23日、ゲーム「ウマ娘」シリーズの人気キャラクター「トウカイテイオー」のフィギュアを発売した。現実の競走馬を擬人化したキャラクターだ。このフィギュアを扱うあるホビーショップが、ユニークな転売対策を打ち出した。「ウマ娘」ゲーム内にて「レース」を実施し、「1着」に輝いた人だけが購入できるのだ。

公式ショップも転売対策乗り出す

■ONE PIECEカードゲーム 公式ショップが乗り出した転売ストップ術

   22年7月に展開を開始した「ONE PIECEカードゲーム」では、カードがランダムに封入される「ブースターパック」の高額転売が横行している。そこで「ONE PIECEカードゲーム 公式ショップ」は11月2日、転売対策の実施を発表した。ブースターパックが24個入った「BOX」の販売時、箱に付属するテープを「カット」するというのだ。

■スプラ3「amiibo」転売にゲーム店が対策 店頭に持参を呼び掛けたモノ

   任天堂が発売し、ゲームソフトと連携できる機能を有するフィギュア「amiibo」。11月11日にはニンテンドースイッチ向け人気ゲーム「スプラトゥーン3」をテーマにしたamiiboが発売された。転売の発生が懸念されるなかで、「純粋に欲しい人に買ってもらいたい」と考えたあるゲーム店が転売対策を実施した。店頭に「スイッチ」本体を持参してもらうのだ。

■「ちいかわ」転売ヤー蹴散らせ グッズ売り切れ直後「完全受注生産」発表

   人気漫画「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」の公式グッズショップが、人気商品についてスピード感のある対応を行なった。12月中に新発売したとあるグッズが発売から数分で完売し、高額転売が横行したが、約1時間半後に人気グッズについて「完全受注生産」を行うと発表したのだ。

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