侍ジャパン「ペッパーミル」既に商品化!? 広島カープ「バット型」グッズ

   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝進出を決めた侍ジャパン。試合を見ているファンの間では、選手がときおり行う、両手でコショウをひくような「ペッパーミル」パフォーマンスが話題だ。この人気ぶりを見越したかのようなグッズ「バット型ペッパーミル」が、広島東洋カープから2023年1月28日に発売されている。

   ラーズ・ヌートバー選手が米国より持ちこみ、日本代表選手が安打を放ったときに行う定番のパフォーマンスとなっているペッパーミル。日本でパフォーマンスが注目される前に発売されたバット型ペッパーミルの存在に、ツイッター上では「先見の明がありすぎる」「再販すべき」との反応が出ている。

3月12日のオーストラリア戦でホームランを放ち「ペッパーミル」パフォーマンスをする大谷翔平選手 (写真:CTK Photo/アフロ)
メルカリでは「バット型ペッパーミル」が1件出品されている
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打球ではなくコショウが出てくる

   カープのバット型ペッパーミルは、球団公式ECサイトに販売ページが存在する。写真を見る限り、バットの先端部分にグラインダー機能を搭載。バットを握り、手首をひねることでコショウが出てくるとのことだ。

   バット部分はスポーツ用品会社「エスエスケイ」(大阪市)によるメイプル素材の硬式木製バットを使用。「バーべキューやホームパーティーでのサプライズにいかが?」と説明している。価格は5万5000円(税込、以下同)だ。

   23年1月23日付日刊スポーツ(電子版)によると、これは限定30点までの商品。3月13日現在、カープECサイトでは品切れなのか「キャンセル待ち」のみでの注文を受け付けている。フリマサイト「メルカリ」では1件のみカープのバット型ペッパーミルが出品されており、10万円との値が付けられている。

   バット型ペッパーミルを製作した「川﨑」(新潟県三条市)の執行役員・川瀬智久氏に取材した。同社はコーヒーミルやコショウミルなどキッチン用品を手がける。

   現状、バット型ペッパーミル増産の予定はないと話す。今回製作に使ったバットは、カープ側から提供があったもの。今後、バット店などからミル制作の需要が寄せられれば話は異なってくるものの、同社の意向だけで生産できるわけではないという。「バットを(他社から)支給してもらわないと作れない」と話した。

過去にもあったバット型ペッパーミル

   バット型のペッパーミル自体は以前から存在する。ドイツのキッチンウェアブランド「フィスラー」の日本法人「フィスラージャパン」は2016年6月1日に、バット型ミル「キングペッパーミル」の取り扱いについて発表している。英国のミルブランド「COLE & MASON」のミルとのことだ。当時の価格は1万2960円とされている。

   フィスラー公式サイトの通販ページでは、23年3月13日現在キングペッパーミルは見つからない。アマゾンでもCOLE & MASONのキングペッパーミルの販売ページがあるが、こちらでは品切れと表示されている。

   なお同社のキングペッパーミルは、メルカリだと2件出品されている。価格は1件では5万円、もう1件では2万2222円だ。

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