手間はかかるけど、味はかなり好き。即完で話題のORIGAMI「Pinn Dripper」を1カ月使ってみた

さまざまなコーヒードリッパーがある中でも、ここ数年存在感を増しているのがORIGAMIのドリッパー。

そんなORIGAMIから、東京のコーヒーショップ・LEAVES COFFEE ROASTERSとの共同開発で生まれた新ドリッパーが登場しました。

発売日に購入してから1カ月、ほぼ毎日使ってみたので、使い心地をレビューします。

1分30秒で抽出できる最新ドリッパー

ORIGAMI 「Pinn Dripper+Jig」 4,950円(税込)

Pinn Dripper」は、ORIGAMIとLEAVES COFFEE ROASTERSとの共同開発で生まれた新しいドリッパー。

最大の特徴は、「1分30秒」という短時間での抽出を目指した設計にあります。

短時間での抽出を目指した背景には、抽出時間が長くなると、コーヒーのネガティブな要素が出やすくなるという考えがあるのだそう。

そこでPinn Dripperは、一般的な円錐形ドリッパーとは異なる55°の角度を採用しています。

通常のORIGAMI Dripperよりも少しコンパクトな形状で、お湯がコーヒー粉全体に行き渡りやすい設計。

短い抽出時間でも味が薄くなりすぎず、甘さや透明感を引き出しやすいのが魅力です。

専用ジグでペーパーフィルターを調整

一般的な円錐形ドリッパーの角度は60°。そのため、Pinn Dripperで抽出する前には、ペーパーフィルターを55°に合わせて調整する必要があります。

そのときに使うのが、付属の専用ジグ。金属製で高級感のあるつくりになっていて、表面には使い方が図解されています。

ペーパーフィルターとジグを重ねたら、ジグに合わせてフィルターを折り曲げ、はみ出た部分をハサミでカット。

ひと手間はかかりますが、この工程を踏むことでドリッパーにぴったりフィットします。

1分30秒で抽出する基本レシピ

基本レシピ コーヒー粉:12g(中挽き)
お湯:180mL(90度)

0:00-0:05 25〜30g注湯
0:30-0:40 70g注湯(合計100g)
0:55-1:00 80g注湯(合計180g)
1:30 抽出終了

本体には「基本レシピ」と「コンペティションレシピ」が付属していますが、今回はよりシンプルな基本レシピで抽出していきます。

まずはペーパーフィルターをセットして、中挽きのコーヒー粉を平らになるように入れます。

このとき、ドリッパー自体も水平にセットするのがポイント。見た目で整えてもいいですし、気になる場合はiPhoneの水平器などを使って確認するのもおすすめです。

1投目は、コーヒー粉全体にお湯が浸透するように注ぎます。

続いて2投目。10秒間で70gを注ぐので、少しお湯の勢いを増した状態で、くるくると回すように注いでいきます。

最後の3投目は、5秒間で80gの注湯。くるっと1周回したら、真ん中に固定してお湯を注ぎます。

ただ、約1ヶ月使ってみて感じたのは、5秒間で80gを注ぐのはかなり勢いが必要だということ。

ドリッパー内にお湯が入り切らないこともあるため、公式レシピでは55秒からスタートですが、個人的には50秒くらいから始めて、10秒ほどかけて注ぐ方が安定しやすいと感じました。

そして、一般的な抽出と大きく異なるのが、1分30秒のタイミングで抽出を止めること。

ドリッパー内にお湯が残っていても、落ち切る前にドリッパーを外します。

抽出できたコーヒーを味見して、味わいに合わせてお湯を少し足し、バランスを整えたら完成です。

透明感のあるすっきりした味わい

Pinn Dripperで抽出したコーヒーは、豆の持つフレーバーをしっかり感じられつつ、すっきりとクリアな味わいに仕上がります。

これまでのORIGAMI Dripperは、味の輪郭がかなりはっきり出る印象がありました。

Pinn Dripperにもその特徴はありつつ、より透明感のあるカップに仕上がる印象で、個人的にはかなり好きなテイストです。

浅煎りのコーヒーが持つ果実感や甘さを、軽やかに楽しみたいときに相性がいいと感じました。

手間はかかるけど、そこも含めて楽しみたい

ただ、誰にでも気軽におすすめできるドリッパーかというと、少し人を選ぶ印象です。

現状ではペーパーフィルターを1枚ずつカットする必要がありますし、1分30秒のレシピを安定して再現するには、挽き目や注湯にもある程度の慣れが必要です。

とはいえ、その調整も含めて抽出を楽しめるのが、このドリッパーの魅力。

ポイントとしては、まずは1分以内に注湯しきれる挽き目をベースにすること。

そこから味わいを見ながら、レシピ自体は大きく変えずに、グラインドサイズと最後に加えるお湯の量でバランスを整えていくのがおすすめです。

2026年4月10日にオンラインストアで販売が開始され、わずか1時間ほどで完売。次回は6月ごろの入荷予定とのことなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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文・シラクマ

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