山城新伍の「今」にみる 有名人の「フェードアウト」

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   <テレビウォッチ>いまなぜ山城新伍(69)なのか分からないが、芸能界から姿を消して久しい山城が、週刊誌に登場したという。それも、「このまま消えてしまいたい」「老人ホーム最後の日々を語る」(9月4日号)というのだそうだ。どうせ文春の売り込みだろう。

どういう風に…

   そこで伝えられている言葉は、「山城新伍の『やの字』も覚えていないと思うよ」「もう芸能界に戻るつもりはないし、元気になるわけがない」と、何とも弱々しい。「山城がいるなんてだれも知らんから、ここが終の棲家ですよ」。むろん、写真はない。

   2001年ころから持病の糖尿病が悪化し、テレビの出演も減った。06年には「山城新伍が徘徊している」と週刊誌が伝えたりした。その年末のテレビの映像では、足が弱っている風で往年の面影がなかった。

   ただ、「最後通牒突きつけられてたまるか。もう一度やってやる」「これを雑誌に売ったヤツは、おれがもう回復しないと思ったんじゃないの。死ねよお前、ばかやろう」と口だけは達者だった。

   その山城の消息を、所属事務所の長田栄二代表が語った。「週刊誌が出て、どうしてるんだという問い合わせが沢山きてます。引退だとか中には死亡説まで出てますからね」。今月はじめには「要介護」と書いた週刊誌もあった。

   長田代表は、彼の現状を、「糖尿がすすんでまして、正直言うといま車椅子です。単に血糖値とかだけでなく、いろいろおこる可能性があるので、24時間の介護が必要です」。実際は、介護が受けられる病院にいるという。

   1966年に女優花園ひろみと結婚。ひとり娘をもうけたが85年に離婚。91年に復縁したが99年、再度離婚している。このあとテレビの出演も減った。そのころ「人間60すぎたらね、寂しさがこみ上げてきたりしなかったら本当じゃないね」といったりしている。

   妻や娘に会いたいが会えないさびしさが、冒頭の「消えてしまいたい」になったものらしい。にしても、「白馬童子」から、やくざ路線、毒舌からはほど遠いようだ。

   鳥越俊太郎が、「ボクとひとつ違いですが、歳とれば老いも来るし病気もくる。山城さんのように有名だった人が、どういう風にフェードアウトしていくかの問題だと思うね」としんみり。

   江上剛が、「山城新伍、みんな覚えてますよ」(そうそうとスタジオ)

   白石真澄は、「(週刊誌の)見出しを見ると、人間の尊厳を踏みにじるようなひどい見出し」

   赤江珠緒が、「現況が明らかになってホッとしました」

   いまにわかる。年をとればわかる。  

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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