太田ソーリ在任4年半で退陣。放送最終回に「これだけは言っておきたい」

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   約4年半続いた「太田総理」も今回が最終回。太田光総理(爆笑問題)は緊急辞任会見で、フェイク記者団を前に「オレはもうやけっぱちだ。言いたいことを言わせてもらう。見てろ日テレ!」と吼え、その後も「日テレをぶっ壊す気持ちでやらせてもらう」と、自分のクビを切ったキングメーカーへの不満を滲ませた。

   秘書の田中裕二(同)は「余計なことを言わないで」と心配するが、はじまる前に大きなことを言って、結局尻すぼみに終わるのは、この番組でもよく見られることである。

戦争はもちろん、一切の武力行使を放棄する

   ソーリが最終回を迎えるにあたって、「これだけはやりたかった」のが、戦争と平和についての「大激論」。「正義の戦争はあるのか」「戦争してもいいかどうか」など、ソーリぐらいの御歳であれば、大抵はもう学生でもないし、面倒くさいからもう考えなくなってるか、少なくとも照れくさくて正面切っては語れないテーマである。

   宿敵の石破茂元防衛大臣を相手に、ソーリが残した平和についての「ラストメッセージ」は、番組内でも折に触れて語ってきたことの焼き直し――いやフィナーレにふさわしい集大成だった。

   「日本には独自の立場がきっとあるはず」とソーリは言う。それは銃で解決文化のアメリカに付き従って、イラク戦争を支持することではもちろんない。戦争は一切、自衛手段としての武力行使も拒否することである。

   「北朝鮮から先制攻撃されても、戦争という手段を一切放棄するのか」という竹田圭吾ニューズウィーク日本版編集長の質問に、ソーリは「そうです」と明言した。

スペシャル番組で「政権復帰」か

   ただ一方では「迷い」がある。アメリカが敵を戦争で打ち負かし、世界をアメリカ的に民主化することでも「平和」は訪れるかもしれないからだ。

   「日本人の誇りっていうのは――」とソーリ。

「ボクは誤解され――いや誤解かわからないがハンニチだ、ヒダリだと言われる」

   ソーリは自分が信じるところの「日本人の誇り」「オレなりの愛国心」を頭を抱える石破に対して懸命に主張した。

「武器を持って解決するのではなく、世界中全滅するかもしんないけど、武器を捨てようって訴えよう。ヤバいかもしんないけど」

   なお、放送の最後に「太田総理」はレギュラー番組としては終了するものの、今後スペシャル番組となる予定であることが伝えられた。リアル政界同様に、一寸先は闇、約束は口先三寸感のある業界のことだけに、にわかに信じがたいところだが、ソーリのクビは一応まだ一枚残っているようだ。視聴者的には少々不透明で消化不良な感じでの退任劇となった。

ボンド柳生

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