白狐の勸玄くん、史上最年少の宙乗り決め、手を振る 「麻央さんが振っているよう」と観客

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   昨日(2017年7月3日)行われた「七月大歌舞伎」の初日、歌舞伎役者の市川海老蔵さんの長男で、4歳の勸玄くんが、史上最年少となる宙乗りを成功させた。母の小林麻央さんは先ごろ、がんで亡くなり、このシーンを見ることはできなかったが、海老蔵さんは「ママいたね」と話したことをブログで明かした。

   宙乗りは「駄右衛門花御所異聞」のクライマックスだ。防火の神を演じる海老蔵さんの「白狐よ、来た~れ」という声に「はーい」とかわいい声が答え、神の使い、白狐の扮装の勸玄くんが、花道をトコトコと進み出た。トンと足を決めて「勸玄白狐、御前に」。拍手、拍手、「成田屋」の声もかかった。

   そして始まった宙乗りは、父海老蔵さんに抱えられた勸玄くんが、花道の上高さ10メートルを照明の中ゆっくりと移動する。真っ暗な客席を見下ろしていた勸玄くん、「カンカン(勸玄くん)」という声に手を振り始めた。客席から笑いが起こり、拍手がわいた。手を振り続ける菅玄くんに、海老蔵さんが話しかけていた。

   海老蔵さんは後でブログに「そばにママいたね、と互いに話しました」と書いた。麻央さんが見たいと望んでいた息子の晴れ姿だったから。

   無論客席も大満足。温かい声援を送り続けていた。「手を振ったとき、麻央さんが振っているようだった」「息子さんに、頑張ったねと言ってると思います」

「出たくない」とダダこねていた

   実は、父の心配は大きかった。海老蔵さんはこの朝のブログで、「カンカンは今日出たくないと、もはやどうして良いものやら。私も大役の初日なのですが、......混乱。混乱。まいったな」と書いていた。

小倉:もう味をしめた

   車に乗せて歌舞伎座へ。「あ、ママが見ているよ、カンカンと言ったら、落ち着いてきました」と書いた。昼の部は海老蔵さんだけが出演する。「加賀鳶」では一人二役。「連獅子」での舞。しかしブログでは「カンカン寝ちゃった......大丈夫かしら」。夜の部が始まっても、「まだ寝てます。起きる気配はない、まずいな」。そしてようやく「起きました、ギリギリ」

   小林麻央さんはブログ(6月16日)で、「白狐のお役で、最年少の宙乗りに主人と共に挑戦いたします。ブランコもまだゆっくり座っているのに心配ですが、本人は飛ぶ気のようで」と書いていたが22日(6月)に亡くなった。

   亡くなった後の会見で海老蔵さんも、「倅(せがれ)が出るんですが、そういうのを見に来ることを目標にして......きっと見ていると思う。心配で心配でしょうがないんじゃないでしょうか」と言っていた(23日)。

   この勸玄くんの初舞台を見ようと、この日のチケットはあっという間に完売。その後の分も手に入らない状態だという。

   小倉智昭「チケットが手に入らない」

   幸運にも取材で見てきた小柳美江(プレゼンター)も興奮気味。2階席の宙乗りとほぼ同じ高さから見たというが、勸玄くんの度胸の良さには驚いたという。

   小倉「はじめはぐずってたそうだけど、もう味をしめたんじゃないの」(笑)

   小柳「だといいですよね」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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