アントニオ猪木さんの「闘魂注入」ビンタ 受けた谷原章介と橋下徹の思い出は?

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   「『元気ですか!』。大きな声を忘れません」とけさ3日(2022年10月)の「めざまし8」で司会の谷原章介が切り出したのは元プロレスラーのアントニオ猪木さんのことだ。1日、心不全のため死去した。

   「本当に眠って、ただ朝方、おいおい と呼んだだけで、それで他に何もなく、苦しみもなく逝ってしまったのは、まあ、素晴らしい人生だったんじゃないんですかね。みんなに好かれて幸せに旅立ったのかなと思いますけどね」と語るのは弟の啓介さん(74)。

  • アントニオ猪木さんが亡くなった(写真はイメージ)
    アントニオ猪木さんが亡くなった(写真はイメージ)
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谷原「本当にうれしくて」

   兄の思い出、中でも鮮明な記憶は「ファンに対しての気配りと言いますかね、みんなに好まれようと、いつもいたんじゃないかな。だからファンのことはすごく大事にしていました」。

   その中で、独特なファンサービスがあった。猪木さんの代名詞となっていた「闘魂注入のビンタ」だ。なぜ、あんな過激なファンサービスを始めたのか。広く知れ渡るきっかけとなったのは32年前のこと。東京の予備校でファンの1人の生徒が「お腹を殴らせてください」といわれ、快く承諾したが、とっさに張り手を返した。その後、ビンタを受けた生徒が受験で合格し、「縁起がいい」と評判を呼び、世間でも知られるようになったという。

   このビンタについて「週刊プロレス」元編集長のターザン山本氏は「闘魂ビンタをみなさん、やってほしいと思っているわけですよ。猪木さんも分かっているから喜んでやるんですよ。そういうサービス精神が猪木さんにはものすごくあります」

   谷原「僕、子どもだったころ、プロレスが大人気でみんな猪木さんを憧れていました。僕、そんな猪木さんとお会いしてビンタを頂いた時は本当にうれしくて。あんなに叩かれて喜ぶ人、いないと思うんです」

   橋下徹(弁護士)「僕もビンタを受けましたが、終わった時に大丈夫ですかと声を掛けてもらいました」

   谷原「闘魂注入されたいと思ったことは?」

   古市憲寿(社会学者)「ないです」

   谷原によると、「ご本人に聞きましたが、叩くときの手の使いどころによって、痛さを変えているそうです」

(一ツ石)

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