「すき家」震災後は一人勝ち 5月に再開牛丼値下げ合戦の行方

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   牛丼チェーン大手3社の2011年4月の売上高は、ゼンショーの「すき家」の一人勝ちとなった。東日本大震災で各チェーンが影響を受ける中、長期間の低価格キャンペーンですき家がリードした形だ。

   各チェーンは営業休止や営業時間の短縮をしていたが、大半の店舗が通常営業に戻ったことで、5月からは本格的な値下げ合戦の再開となる。

値下げキャンペーンの長さが勝敗分ける?

値下げ合戦再び
値下げ合戦再び

   4月の既存店売上高を見ると、吉野家ホールディングスの「吉野家」は前年同月比10.2%減、松屋フーズの「松屋」は2.6%減だった。

   吉野家は、並盛を通常の380円から270円まで値下げするキャンペーンを4月5~11日の7日間実施したが、2010年4月は全国で実施したのに対し、11年4月は計画停電の影響などで西日本限定での実施となった。これが影響し、2か月ぶりのマイナス。2ケタ減は8か月ぶりだ。

   通常の320円から業界最安値の240円まで値下げした松屋も、物流の停滞で10年の12日間から4日間まで短縮し、その影響で13か月ぶりのマイナスとなった。

   一方すき家は、他店よりも長い11日間、280円から250円まで値引きし、さらに前年より対象店舗を拡大した。その結果、6.0%増と好調で、15か月連続のプラスとなった。

   客数では、吉野家9.4%減、松屋8.4%減に対し、すき家は8.9%増。値下げキャンペーンの規模、期間が明暗を分けたようだ。松屋の場合、メニューの多角化で単価が6.3%増となったため、売上の減少幅は小さくとどまっている。

5月は各チェーン一斉に値下げ

   3社は5月10日、時期がほとんど重なる値下げキャンペーンを打ち出した。

   すき家は5月16日9時~23日8時、「初夏の250円セール」を実施する。昨年4月と6月の実施では対象店舗が全体の1割弱に限られていた。今年度は全店が対象なうえに、2か月連続となる。担当者は「日頃のご愛顧に感謝して、より多くのお客様においしい牛丼を召し上がっていただくため」と話す。

   松屋も「例年だいたい同じ時期に値下げを行う」というが、今年は5月16日10時~23日15時に並盛を240円で販売し、挽回を図る。翌週には「ビビン丼」、さらにその翌週には「キムカル丼」の値下げも行う。

   吉野家も牛丼並盛を270円に値下げするが、5月17日10時~23日15時と期間が他店と重なってしまい、「最安値」となる時間がない。しかも、

「4月は西日本地区限定にて実施いたしましたが、電力事情も安定してきていることから、営業活動を活性化させ、うまさで元気を発信することが震災復興の一助になると考え、東日本地区でも実施することといたしました」

というように東日本地区限定で、今回も全国規模での実施ではないのが不安材料だ。

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