走行中の地下鉄窓ガラスが割れる 原因は「乗客詰め込み過ぎ」の真偽

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   東京メトロ東西線を走行中の地下鉄の窓ガラスが割れた。インターネット上にはガムテープで応急処置する生々しい画像が出回って、衝撃を与えている。

   中野(東京都中野区)と西船橋(千葉県船橋市)の両駅を結び、ピーク時の乗車率は199%。出勤ラッシュ時に限らず常に混雑する車内だけに、ネット上には「詰め込み過ぎて窓割れた」といううわさがまことしやかに流れている。はたしてそんなことはあるのだろうか。

「駅員さんがガムテープ貼ってた」

ツイッターに投稿された現場の画像
ツイッターに投稿された現場の画像

   ツイッターなどの情報をまとめると、窓ガラスが割れたのは2014年11月18日夜。東西線中野方面行きの電車で起きたことのようだ。現場に居合わせた人からは「東西線の電車の窓ガラスが割れてる 駅員さんがガムテープ貼ってた」といった報告が上がり、ガムテープを貼って応急処置をしている画像も投稿された。

   また、帰宅時間と重なったことから「満員過ぎて窓ガラス割れる東西線」「東西線が人の詰め込みすぎでドアぶっ壊れ...」というツイートも複数ある。窓ガラスが割れた原因が混雑、乗客の詰め込み過ぎだというのだ。

   東西線は日本橋や大手町などのオフィス街、早稲田などの大学に向かう乗客を輸送する東京の大動脈の1つ。朝の出勤時には乗車率199%を記録する、国内有数の混雑路線だ。とはいえ、混雑くらいで窓ガラスが割れるようなことはあるのだろうか。

   J-CASTニュースの取材に対し、東京メトロ広報は「それは全くない」と否定した。原因については「おそらく点検後に小さなキズができて、何かがぶつかったり、列車の振動のせいだったりして割れてしまったのではないでしょうか」と話した。時間帯からも朝の通勤時ほどは混雑していないため、乗客が多すぎて割れることは考えられないという。

   割れが判明した後は、駅員や乗務員がガムテープで応急処置をして運行再開、終点で乗客を降ろした後に車両を入れ替えた。遅れは数分から10分強だったという。

窓ガラスが割れることは年に数回ある

   2014年8月、国内最大の同人誌即売イベント「コミックマーケット」が開催された際も、会場である東京国際展示場に向かう有楽町線の列車の窓ガラスにヒビが入ることがあった。この時もあまりの混雑に「コミケに向かうオタクの圧力か」と話題を集めた。

   東京メトロによると、列車の窓ガラスが割れる事態は年に数回あるという。原因としては、今回のケースと同様、小さなヒビなどに人や物がぶつかったり、はねた小石などが当たったりした場合が考えられるという。

   列車の窓ガラスには強化ガラスが使われ、普通乗用車のものよりもはるかに丈夫だ。混雑で圧迫された程度では割れることはないそうだ。また、割れた時もガラスが飛び散って人がけがをしないよう、蜘蛛の巣状になるように加工がしてあるという。もちろん今回もけが人は出ていない。

   なお、同社としても東西線の混雑緩和は、中期経営企画で重点施策に挙げている改善事項だ。「東京メトロで東西線が1番混んでいるのは確か。優先的に改善を進める」(同社広報)としている。

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